ヒラヒラの彼女


「何これ…」

「服じゃない」

「ヒ…ヒラヒラ…」

「かわいいでしょ?」



お母さんが高そうな箱から出したのはヒラヒラのかわいい服。まあ上品なやつだからまだよかったけど…あたしの普段の服装(ジーパンとTシャツ)とかけ離れてる。



「ほら!名前にぴったりじゃない!このワンピース高いんだから」

「…そうですか…」



仕方ない。今日はお母さんに従うしかないなあ。








「はーめっちゃ疲れたわ」

「ヘタレや」

「お前ヘタレヘタレうるさいねん!」

「じゃあばか」

「だー憎たらしいわー」

「せやけど今日一日大変やったなあ…。名前おらへんとあかんわ」

「明日は名前ちゃんくるんか?」

「くるっていってたで〜。」

「小春小春!今日こそアイスいかへん?」

「何やユウジアイス食べるんやったら俺もいくわ」

「謙也はいらんわ!」

「なんやねんみんなして!そんなに俺が嫌か!」

「まあまあ。せや、せっかくやしみんなでアイスいけばええやん」

「え〜小春と二人がええ」

「何わがままいうてんの、みんなでいくで!」

「あ〜〜…」










「じゃ、いくわよ」

「どこに行くの?」

「無難にデパートでいいんじゃないか?」

「デパート…」

「じゃ、デパート行きましょ」



なんだか長い一日になりそう…





「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -