おねむです




とりあえず四天宝寺は順調に勝ち進み…私はというとひたすらスコアつけたりドリンク配ったりなどなどちゃんとみんなのために働いてます。





「…みんなすごいなあ…」





いつもはあんななのに、試合のときはみんな本当に真剣な顔で…(小春とユウジはちょっと違うの、かな)改めて思う。





「私、なんにもない…」






はあ、とため息をつきながら、洗濯ものを干す。…私にあるものと言えば…しいて言えばお金?(嫌な奴!)





「明日は、不動峰かあ、」





よし、明日のために、今日はたくさん寝よう!!














ガチャ



「あ、千歳」
「洗濯物終わったと?」
「うん、もうねる」




部屋に戻ると、もう千歳が超寝る体勢に入っていた。






「もう寝るのか?」
「んー、一応」
「マッサージとか、しなくても大丈夫??」
「大丈夫ばい」




そっか、と言って私も隣のベッドにもぞもぞ入る。





「………」
「………」
「…千歳」
「…ん?」
「なんか、緊張してるね」
「……ん」
「明日、がんばってね」
「……ん。がんばるたい」
「私も、がんばるからさ、」





あ、眠くなってきた。うん、眠い。





「…男装時、」
「………ん…」
「……名前?もう寝たと?」
「……おや、すみ、…白石く…」
「……ハハ」




(残酷だなあ、)







千歳が小さく、笑ったのが見えた気がした




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