金ちゃんと近親相姦


私には弟がいて



彼には姉がいて



その二人は血がつながってて









なんで神様っていじわるなんだろう











「ただいま!」
「あ、おかえりー」









私が高校1年に上がった時、弟は中3に上がった。ずっと弟を、他の人と同じように、金ちゃん、って呼んできたから、今も私は、あの子をそう呼ぶ











「なー名前、今何してるん?」
「ん?勉強だけど」
「なあ、もしかしてエアコンかけとる?」
「うん、かけてるよ」
「よっしゃ!涼ませてー!」
「はいはい」









金ちゃんがいるとちょっとうるさいんだけど、まあ仕方ない。こんな笑顔を見ちゃうと、断れないもん








「勉強してるから、静かにね」
「わかった!わい静かにしてる!」










数分が経った。私は将来に全く役立たない、複雑な公式を頭に叩き込みながら、計算をとく。そういえば、本当にやけに静かだなあ












「…金ちゃん?」








後ろを見ると、案の定、眠っている金ちゃん。そっとシャープペンを置いて、ベッドに近づく。毎日毎日頑張ってテニスしてるから、仕方ないか














「…かっこよくなったね…」









数年前までは本当に無邪気な子供だったのに、背も伸びて、まあ無邪気なのはかわってないけど。自分の弟とは思えないような顔立ち。ねえ、本当に血、繋がってるのかな













「…きゃっ」









急に手が伸びて、抱きしめられたかと思ったら、ちゅ、とキスをされる。これがこの子のクセ。いつからだったか、とにかく私にキスしてくる










「ん、は、ちょっと…」
「んー、名前、おいし…」
「だ、だめっ」
「えー」
「寝てたんじゃないの?」
「名前が近くに来たから起きた」










本当、動物みたい。…それにしても、こんなことどこで覚えてきたんだろう












「…前から言ってるけど、私にキスするのは、ダメ。」
「えー!なんでー!」
「だって、私たち、姉弟でしょ」
「…」
「キスは、恋人とするんだよ」
「やだ、名前以外にしとうない」
「ちょっと…っ」
「なんで、だめなん、」
「…だめなんだよ、」









だって血がつながってると、遺伝子が似過ぎてて、変な子が生まれてきちゃうから、なんて説明しても、多分金ちゃんにはわからないだろう。










「…わたしだって…」










できるなら、この子と












「でも、名前嬉しそうやったし」
「え」
「なあ、もっかいしてもいい?」
「……」








図星をつかれて反応できない。そしたらもう一回金ちゃんが私に覆いかぶさって、ちゅ、とキスをする。そしたら今度はにゅる、って舌が入ってきて、それも拒めずに私のそれとからみつく。ねえ、本当誰から教わったの、こんなこと











「これ、白石が教えてくれたんやで」
「白石、って、あの白石君?」
「おう!で、こないだえっちの仕方も教わった」
「は」
「なあ、試していい?」
「だ、だめ!」
「えー」
「えーじゃなくて、それ、何なのか知ってるの?」
「好きな子と、気持ちよくなるためとか言っとったけど」
「…まあ、そうだけど」
「…なあ、だめなん?」












そうやって言ってくる金ちゃんの顔はかっこいいのにかわいくて、そして私はそれを拒めなくて、結局私はあの子をどんどん入らせちゃうんだ。もうこのさいどうでもいい、神様はいじわるなんかじゃなくて、きっといないんだよ。そんなの昔の人のもうそうだったんだ。だったら別にいいじゃないか。わたしは喜んで弟とセックスする









▽瑠璃色様へ!
リクエストありがとうございます!金ちゃんと親近相姦、どうでせう。勝手に中三設定にしてしまいました。ごめんなさい!あと、キリスト教の方、すみません(笑)気に入っていただけたら幸いです!アコ



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