あなた






「おはよう」
「…おはよ」



次の日も昼休みを抜け出して昨日の海に来たらあの女がいた。なんとなく彼女の隣に座った。








「疲れてるね」
「合宿やし」
「ここ、涼しいよね」
「…おん」
「ねえ、名前は?」
「…光」
「ひかる君」
「あんたは」
「秘密」










まさか答えてくれないなんて思わんかったから言葉に詰まった。











「………」
「また明日ね」
「…おう」




なんとなく、彼女の隣は心地よかった。多分海辺で木陰にいるからだろう。きっとそうに違いない










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