気持ち悪い




あの、苗字さんが売春まがいのことをしている。頭がおかしくなりそうやった













「一回5000円」
「え、安ない?」
「そう?十分だけど」
「5000円で体売ったらあかんて」










いつの間にか俺と苗字さんは屋上でよくサボるようになった。俺は苗字さんの行為についてよく知っときたかったからいろいろ質問した。苗字さんは特にためらいもなくなんでも話してくれた













「あ、あたしそろそろ行かなきゃ」
「え、どこに」
「今日は二年の子の相手。彼も学年トップクラスの優秀な子。」
「ほんまにエグい世界やな」
「じゃあね」









そういうと苗字さんは屋上を出て行った。ここまで言われると好奇心がわかないわけがない。俺は苗字さんの後をこっそりつけた。のぞきなんて趣味やないけど、好奇心にまけてもうたわ











「…資料室…」







こんなホコリっぽいとこでやるんか。苗字さんは資料室の前で二年の子と落ち合い中に入って行った。ていうか今回の相手はなかなか美少年やんか。

















「ねえ、ゴムもってきた?」
「あ、持ってきました」
「ありがと」
「…先輩、はやく、」















なんだか急に気分が悪くなった。俺はすぐにその場を離れて屋上へともどった。










「…はあ、ありえへん…」









そのとき苗字さんを、初めて気持ち悪く感じた。









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