「ある手紙」…だった筈… [ 8/19 ]

ちょっ…これ違う話の予定だった筈…なんでっ

バーーンッ!!

「私は帰ってきたぞ!肉便器共よ!!」

「かげたーん!お帰りー!」

「蜻様だぁ…」

「早速だが題名の通り私の時間をたっぷりとお送りしようではないか!ふははは!」

「…いつの間に題名を変えてたんだ…」


ここからは私がナレーションも引き受けようではないか!

いつもならヒロインなどが多いこのポジション…あえて私が無理やり奪い行う!我ながらドS!


ガチャッ

「まぁ帰ってきたんですね。青鬼院さん」

「これは天女殿。久しぶりだな!」

「…それ以上伊織に近寄らないでください…」

「貴様も相変らずだなぁ!」

「また騒がしい男が帰ってきたものだ」

ガチャッ

「うああああ!なんか居るううう!」

「貴様は相変らず良い声で鳴くではないか!」

「渡狸ー。大丈夫ー?」

「蜻蛉様。今度はどこへ行かれていたのですか?」

「今回は海を渡ってハワイに行ってきたぞ!」

「まぁ素敵!ハワイってどこ?」

「沖縄の下だよ」
「相変らずの放浪だな」

「早速だがブタ共に土産を渡そうではないか!天女殿には目隠しだ!」

「有難うございます。これで3つ目ですけど」

「貴様には電気按摩器だ!」

「なんで毎回これなんですか…?」

「貴様にはムチだ!」

「ハワイ関係ないじゃん」

「そして貴様には「ちょっと待ちなさああい!!」

「野ばらちゃんが遂に怒り爆発した」

「なんなのよさっきから!もう信じらんない!」

「メス豚の叫びか?悦いぞ悦いぞー!」

「ふざけないで!…さっきからナレーション無しで台詞のぶっ通しじゃない。これじゃあ駄目よ!」

「確かに…」

「今回続いたなー」


そうかそうか!それならこれで悦いだろう。

では続いて許嫁殿には


「なんでナレーションで話進めようとしてるのよ!」


貴様はこれでは不服か?その反抗意識!悦いぞ悦いぞー!


「既にナレーションで会話してるよこの人!」

「大体なんであんたがナレーションなのよ!ここは伊織ちゃんが普通じゃない!私は毎回伊織ちゃんのナレーションにハァハァ//してるのに!」

「なんか今とんでもない発言したよ」

「私は別に青鬼院さんがナレーションで良いと思うのですが」

「駄目よ!伊織ちゃんがナレーションじゃなきゃ!」


だが今回の話は私が乗っ取ったのでな!天女殿ではなく私がナレーションをするのが当たり前!

例え管理人(M)が土下座しようともこの場は譲らんぞ?このM奴隷め!


「いつの間にか管理人もカゲたんに判定されてるし」

「良いわ…だったら戦いで決着つけようじゃない。待ってて伊織ちゃん。貴方のナレーションは私が取り戻してあげる!」


ふははは!私に勝負を挑もうとはメス豚のくせにやるなぁ!

悦いだろう、受けて立とうではないか!


「なんなんだこの展開」

「蜻様楽しそう…」

「あの、忘れてません?私も少しナレーションに参加しましたよ?」

「というか天宮さんは奴の事知っていたのか?」

「えぇ。以前何度かパーティーでお会いしたの。随分個性的な人で忘れる事出来なかったけど」

「確かにあれではな…」

ピキーンッ

「勝負がついたようですね」

「では最後に全員で占めるか。せーのっ」


その後、氷付けされた青鬼院さん/蜻蛉様/蜻様/カゲたん/をそのままにしてラウンジを後にしました。

彼の氷が解けたのは次の日の朝でした。







「そう言えばまだ天女殿と貴様はSかMか判定していなかったな」

「あ、別に結構ですから」

「よーし!今から私が判定してやろう!」

「人の話聞いてます!?」

「天女殿は一見Sの雰囲気はあるが本性はMだ!」

「まぁ」

「貴様はMと見せかけてのドS!」

「…」


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ごちゃごちゃし放題だー。

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