例えば想いを伝えていたら


 
※円夏前提円←風
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 今日は円堂と雷門の結婚式。招待されているのはサッカー部の懐かしい面々たち。

「円堂、おめでとう!」

 染岡と半田が円堂にお祝いの言葉を言っている。雷門の周りにも木野や久遠が祝いの言葉を述べる。

「夏未さん、綺麗です。私も結婚したいなー」なんて音無が言うものだから鬼道が大変なことになってたっけ。

「風丸」

 そんな様子を遠めで見ていると、声をかけられる。だれかと思って顔をあげると――

「円堂……」

「どうした、風丸」

「あ、いや。……結婚おめでとう、円堂。幸せにな」

「おうっ」

 顔つきは大人っぽくなったものの、昔と変わらない笑顔を円堂を見せる。

 俺と円堂はしばらくの間、他愛のない会話をしていた。最初は話題がなかったからかぎこちなかったが、しばらくすると昔のように話せるようになった。

「そうそうそれ。やっぱ風丸の笑顔、好きだな」

「え……?」

 呆然としていると、遠くで雷門が円堂を呼んでいる。

「あ、じゃあ行ってくるな」

「あぁ」

 なんで、なんでだよ……今更あんなこというんだよ。

「……円堂のバカ」


 気持ちを伝えてたらなにか変わったのかな?


……………………………………
公式で円堂さんのお嫁さんが発表されたので。
円風は風丸さんの片想いが好きだったりする。

Title by_流星ごっこ
 



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