好きです、聞こえますか


 
※半←春


 私は同じサッカー部のとある先輩に恋をしちゃいました。

 その人は個性豊かなサッカー部の中ですごくめずらしい普通です。

 なにもかも普通で、器用貧乏とか中途半端だなんて言われてたりします。――でも私はそんなこと思ったことないんです。

「この洗濯機は――……」
「おにぎりってこうやって……」

 私にマネージャーの仕事を教えてくれたのはあなたなんです。

「……大丈夫か?」
「いつもありがとな、音無」

 重い荷物を持ってたらかわりに持ってくれるのも、心からのお礼を私に言ってくれるもあなただけなんです、半田先輩。

「好き……半田先輩」

 小さく呟く。しかしその声は聞こえていないだろう。

「音無さん? どうかした?」

「あ、いえ……なんでもないですっ……!」


 ――好きです、半田先輩。
 いつかあなたに伝わるその日まで。

……………………………………
春奈ちゃんと半田の組み合わせがすごく好き

秋ちゃんも夏未さんで忙しそうだし…春奈ちゃんはどうしてたのかなと←
 



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