金魚草
ギラギラと瞳を光らせ
じっと見つめる
「なに?」
「いえ」
なんでもないと答えるが目線は外さない
「虎徹さん」
「ん〜?」
近付いて、唇に唇を重ねる
離すと顔を真っ赤にしていた
「うそつき…なんでもないって言ったのに」
フッと笑って耳元で囁く
「貴方が傍に居るのに、なんでもない訳ないですよ」
抱き締めて、もう一度重ねる唇
この人を好きになって芽生えた感情
溢れんばかりの愛情と
欲望
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