ごじょーのひざのうえでおひるね

「おら悟浄!!席替われよっ!お前が前に居ると煙たくてしょーがねーだろッ!?コトノもそう思うよな!?」

助手席に座る悟浄に不満を言う悟空。
そんな悟空の神経を逆なでるように…。

「ああ悪ィな、後ろにお子様乗ってんの忘れてたぜ。コトノちゃんなら猫になって俺の膝の上にいるぜ」

「ンだとッ!!?てかコトノは何でそんな所にいるんだよ!!」

騒ぎ出そうとする悟空。

「…いい加減にしろよ、貴様ら。なんなら降りて走るか?」

三蔵はまたかと頭を抱え、もう呆れてしまっている…。

「うしろはけむたくなるってよちでみたから…ガイアファンデーションでねこになってひざにのればあんぜんだし」

「あははは、まーまー、もうすぐ町が見えてくるハズです。久々に屋根のある所で眠れそうですねェ」

八戒は笑いながらもなだめるように、口を開く。

「そういえば、コロネは?」

「わたしのひたいにあざがあるでしょ?これ、デモンズエキスっていうていぐ。こおりをつくったりあやつるの」

「便利な武器だな」

「ごじょーねむい」

「このまま寝ちゃう?」

「ん」

コトノはスヤスヤと寝始めた。




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