「重力女、俺と組め」

爆豪…其れから、瀬呂と切島か

「良いぞ、其れで、作戦は?」

「よく聞いとけよ、作戦は…」


『さァ上げてけ鬨の声!血で血を洗う雄英の合戦が今!狼煙を上げる!!』

開始と共に一千万の点(ポイント)を持った緑谷に多くの騎馬が襲い掛かる。

「重力女!!軽くしろ!!」

「了解」

騎馬から離れる爆豪。

「ナイキャッチ!!」

『ぉぉぉぉぉぉ!!?騎馬から離れたぞ!?良いのかアレ!!?』

「テクニカルなのでオッケー!!地面に足ついてたらダメだったけど!」

「単純なんだよ、A組」

「んだてめェコラ返せ殺すぞ!!」

「取られた!」

唯、騎馬に触る事は出来た。

「ミッドナイトが"第一種目"と言った時点で、予選段階から極端に数を減らすとは考えにくいと思わない?」

「!?」

「だからおおよその目安を仮定し、その順位以下にならないよう予選を走ってさ、後方からライバルになる者たちの"個性"や性格を観察させてもらった。その場限りの優位に執着したって仕方ないだろう?」

「組ぐるみか…!」

囲まれて来てるな…このままでは

「切島…予定変更だ。デクの前にこいつら全員殺そう…!!」

「へえ!すごい!良い"個性"だね!」

此奴…模倣(コピィ)の個性か…

「おわ!固まった!すげえ!動けねえ!」

「一寸(ちょっと)待ってろ。切島、骨粉々にされたくなければ足硬化しろ。」

「早く!0pだぞ早く!!」

「一位だ…ただの一位じゃねぇ俺がとるのは完膚無きまでの一位だ…!!」

「爆豪!?」

「待てえええ!!待てって!!勝手すなああ爆豪ーーー!!!」

『爆豪チーム2本奪取で三位に!!この終盤で順位が変わりゆく!!若気の至りだあ!!』

「跳ぶ時は言えってば!!」

「でもこれで通過は確実…」

「まだだ!!!」

「はぁ!!?」

「完膚無きまで一位なんだよ取るのは!!」

如何してそこまで一位に固執するのか解らんな…

「さっきの俺単騎じゃふん張りが効かねえ行け!!俺らのPも、取り返して1000万へ行く!!」

「!!」

「しょうゆ顔!テープ!!」

「瀬呂なっと!!」

「重力女!相手騎馬に戦闘訓練で轟にやったやつ!それから俺らを軽くしろ!!」

「麗日中菜だっつうの!!あれより凄ェの出来るぜェ!!」

相手騎馬は…まァ骨折しないよう頑張れ

『爆豪!!容赦なしー!!!やるなら徹底!彼はアレだな完璧主義たな!!さぁさぁ時間ももうわずか!!』

「次!!デクと轟んとこだ!!」

『そろそろ時間だ!カウントダウンいくぜ!エヴィバディセイヘイ!10!9!8!7…』

爆豪がとびだして行った。

『TIMEUP!早速上位4チーム見てみようか!!一位轟チーム!!2位爆豪チーム!!3位鉄て…アレェ!?オイ!!!心操チーム!!?何時の間に逆転してたんだよオイオイ!!』

心操チーム…宣戦布告のやつか。心操チームには太宰がいた。

『4位緑谷チーム!!以上4組が最終種目へ…進出だああー!!1時間程昼休憩挟んでから午後の部だぜ!じゃあな!!!』

「ちゅぅうぅやぁ」

「…」

「わぁ凄い顔。醜女(ブス)が引き立つね!!」

殺そう。もう此奴殺そう。

「あれ、彼処に居るのって爆豪くん?」

「本当だ」

「爆豪くn」

「黙っとけ」

何を…あれは、緑谷と轟…?轟が個性婚…?

「驚愕(ビックリ)したねェ真逆轟君が」

「…」

「何処行くの…中也」

「一寸(ちょっと)な」

携帯に届いた電子手紙(メール)。首領、観てくれていたンだ…

トサッ

「あゝ、済みません」

「君は…」

「あ、確か…エンデヴァー」

「さっきの騎馬戦、見事だった。」

デケェ。と云うか燃えてる…

「はぁ、有難う御座います。」

「君はどんな"個性"を持っているのかな?」

「触れたものの重力の強さとベクトルを操る個性ですが…」

此奴、轟の親だよな…

「ウチの焦凍と結婚して子供を産む気は無いか?」

「ゑ…?」

結婚…何を云ってるンだこの人は。結婚と言われて頭に太宰の顔が浮かんだ。何故此処で青鯖野郎が…!!

「申し訳ありませんが、お断りさせて頂きます。」

「それは何故かね?」

「それは…」

「やぁ!!中菜君!」

「お前は…!!森!」

「首領(ボス)…じゃねェ森さん」

「轟も一緒だったンだ…で?何の話をしていたの?」

「フン…何でもない」

エンデヴァーと首領は知り合い…?

「チュウヤ!さっきの観てたわよ!とっても凄かった!」

「流石中也君だと紅葉くんも褒めていたよ。」

「有難う御座います。首領、エリス嬢。」

「真逆、太宰君も居るなンてね。」

「俺も驚きましたよ。」

そろそろ時間か。

「中也くん頑張ってね」

「応援してるわよ!」

「はい。」
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