重力かけてるのに蠢くなンて化物だな。触手の敵(ヴィラン)が一度手の男の元へ行った。それと同時に俺達はオールマイトの手によって少し離れた所に移動させられた。

「兄さん…!!頭と腕がやられてる。速く与謝野さんに見せないと」

「落ち着け、相澤」

「オールマイトォ!!!!」

「待て緑谷!!一人じゃ危険だ!!」

「梅雨ちゃん、峰田くん、兄さんを頼んだ」

緑谷に広がる靄

「どつけ邪魔だ!!デク!!」

嘴が凍らされていた。轟、切島、爆豪…

「なぁ、麗日中菜。お前は人殺しに向いてるよ。ヴィランになれ。」

「厭に決まってンだろ」

「仕方ない、脳無女を捕まえろ」

「あはは、中也、もう駄目だね、死ぬか捕まるかの二択だよ。」

「何言ってンだよ相澤!!麗日が死ぬか捕まるかって」

「さっきあの触手と闘った。あの触手も再生していた。しかも、狙いは中菜。流石に打つ手は一つしか無いよ。」

「手前、真逆!!汚濁をやる気か」

「汚濁…?」

「私のサポートが遅れれば中也が死ぬけど…どう?」

「中菜さん危険だよ!そんな、死ぬだなんて」

「大丈夫だ緑谷。太宰、手前がそれを云う時はなァ選択肢はそれしか無ェンだよ!!」

「オイ!帽子チビ!何ヤルつもりだ!!」

帽子チビ…

「あー地雷踏んだ」

「五月蝿せェンだよ黙ってろ爆破野郎」

「中也、」

「はァ、汝、陰鬱なる汚濁の許容よ 更めて我を目覚すことなかれ」

それからの記憶は無く、気付いたら太宰に抱き上げられて切島、爆豪、轟に囲まれて歩いてた。

「起きたか中菜!!」

「ごめんごめん、面白くて放置しちゃった★」

「大丈夫か?麗日」

「大…丈、夫だ。とりあえず太宰は一回殺す。爆豪は殴らせろ。」

体が重い。

「根に持ってるの?帽子チビww」

「黙れ青鯖」

「お疲れ様、中也。でもお前結構重いね。豚なのww」

「あ"?なら降ろせ」

「厭だね。こんなに中也の顔近くで見られる機会何て滅多に無いもの」

バキッと音を立てて太宰の顔面に打拳(パンチ)を喰らわせた

「中菜!!大丈夫だった…?」

「平気だ。お茶子は心配性だな」

清々しい笑顔の太宰は癇に障る。その後警察の事情聴取を受けた。
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