昼は食堂で太宰と食べる事になった。太宰は何故俺に構うのだろうか。

「中菜は何食べる?」

「何故名前で…饂飩(うどん)」

「私は拉麺(らぁめん)にするよ」

酒が呑みたい。転生して酒が呑めない。其処が不便だった。
席に着くと、太宰は拉麺に山の様に味の素を振り掛けた。それは又夥しい量で、見ている方も胸焼けしそうだった。

ウウーーーーーー!!!


『セキュリティ3が突破されました。生徒の皆さんは速やかに屋外に避難してください』

面倒くせェ。

「中也速く行かないと。」

「手前もそこまで焦ってねェだろ?それに食堂の外はあれ、今急いでも揉まれるだけだ。」

「胸が?」

「殺すぞ」

太宰を殴り、蹴った。少し太宰から目を離すと太宰は人波に揉まれ、移動していた。

「ちゅぅやぁ〜」

もう彼奴はどうでもいい。窓から外を見ると、人影が見えた。それは黒い靄のようで、一瞬にして消えた。
五時間目、緑谷が
「委員長はやっぱり飯田くんが良いと…思います!あんな風にかっこよく人をまとめられるんだ。僕は…飯田くんがやるのが正しいと思うよ」

と云っていた

「委員長の指名ならば仕方あるまい!」

飯田は嬉しそうだった。

「中也何故助けてくれなかったンだ」

太宰が五月蝿かったから鳩尾に三発いれた。
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