「中菜さん一緒にお昼食べませんか?」

八百万からの一言に隣の太宰を見る。

「良いンじゃない?」



「…で何で手前も付いてくンだよ…!!」

「八百万さんに許可は取ってるしね。」

「お前等も飯か?」

「俺らも良い?」

「ええ、良いわよケロ」

「何だこの不思議面子。」

太宰に俺、切島、上鳴、八百万、梅雨ちゃん、お茶子、耳郎途中から合流した瀬呂。

「ところでこの中のお嬢さん方の中で私と心中してくれる人は。」

「心中…?」

耳郎それ以上は聞いたら駄目だ

「そうさ、私の趣味は自殺。夢は美女と心中する事。まァ本命は中菜なンだけど」

「殺すぞ青鯖」

「相澤ちゃんは不思議な子なのね。私は蛙吹梅雨。梅雨ちゃんと呼んで」

「あゝ宜しく梅雨ちゃん」

「…相澤、おま、さらっと麗日、あー」

「中菜でいい」

「中菜に告白しっ」

「まさか、相澤さんは中菜さんの事を」

「愛しているよ。世界の誰よりも。」

「「「えぇえええ!!」」」

付き合い始めた途端に惚気やがって

「死ねば放浪者(バカボンド)」

「そんな事言って〜帽子置き場♪」

「いっ何時から?!」

「今日の朝」

「あの時に?!」

面倒せェ事になったなァ

「そう云えば皆コスチュームの要望何て書いたンだい?」

「そいえば今日から着れるんだよな!」

「私は特に要望出さんかったからなぁ…中菜は?」

「太…相澤なら口で云っても判ると思うが。他は見た方が早いだろ。」

「え、真逆まだあの小っ恥ずかしい素敵帽子(笑)なのwww」

「手前こそまだ包帯巻いてンだろ。」

「なんて言うか、お互い分かり会ってんのな。」

お昼が終わりヒーロー基礎学の時間になった。

「わーたーしーがー!普通にドアから来た!!」

皆がザワザワとする中俺だけはどう鍛えたらあンな筋肉付くのか考えてた。

「ヒーロー基礎学!ヒーローの素地をつくる為、様々な訓練を行う課目だ!単位数も最も多いぞ!早速だが今日はコレ!戦闘訓練!!」

戦闘と云う言葉に心の何かが燃えた。あゝ俺のマフィアの血が反応しているのが判った。

「そしてそいつに伴って…こちら!入学前に送ってもらった『個性届』と『要望』に沿ってあつらえたバトルコスチューム!!」

グラウンドβってどれだけあるンだよグラウンド…



「中菜ちゃんよく似合っているわ」

「すっごい着なれてる感じだね!!」

コスチュームはマフィアの時と同じスーツ。そして帽子に黒の外套。矢張り之じゃねェと落ち着かない。

「じゃあ先行く」

グラウンドに行くと男子は皆来ていた

「中菜変わらないねェ」

「手前もな」

太宰は砂色の外套にベストなどの探偵社の時の服装だった。

「矢張り其の姿が一番好きだ。」

「始めようか!有精卵共!戦闘訓練のお時間だ!」

「中菜同じチームだね♪」

「双黒復活…か」

俺と太宰の外套が靡いた
殺さねェ様手加減しなきゃなァ

「それでは屋内対人戦闘訓練…開始だ!!」

「ねェ、あれ完全に私情を挟んでるよね。」

「そうだな」

お茶子達が勝ったか。

「轟くん凄いねあの個性。」

「手前には関係無ェンだろ?」

「当然。」

俺達余りか…?

「相澤少年!麗日少女!どのチームと闘いたい?」

俺達以外のチームは皆終わったのか。

「轟くんたちと殺りたいなァ」

「轟少年、障子少年行けるかい?」

障子が頷き、轟も二つ返事で了承した。

「作戦は?」

「作戦コード『在りし日の歌』は?」

「それで行くか」

「珍しいね。反論しないなンて」

「手前の作戦立案か失敗したことは無ェからな。」

嬉しそうに笑った

「中也、接吻しよっか」

「此処でかよ…んぅ…はァ」

「頑張れる気がする」

「死ねば」

「それでは屋内対人戦闘訓練…開始だ!!」


まずは轟の氷結。

「はァいそれ禁止」

を太宰が阻止それから。太宰は核の元に戻って守備。

「さァ、『重力』と戦いてェのは何方(どっち)だ?」

「逆さに立っているのに帽子が落ちてない!やっぱり中菜って凄いなぁ」

今お茶子に褒められた気がした。
之、重力付けて蹴ると死ぬよなァ…何て思い乍、普通に蹴る。それでも矢張り強い様で、壁に埋る轟。
障子に弱めの重力を掛けてテープを巻く。

「捕縛完了。」

轟の氷を避け、テープを巻く

「オールマイト先生、終わりました。」

「麗日、お前強いな。」

「そうか。礼を云う。只、不意討ちで過擦り傷が付いた。手前もなかなか強ェンじゃねェか?」

MVPは俺だった。まァ当り前か。

「お疲れさん!初めての訓練にしちゃ皆、上出来だったぜ!」

過擦り傷治しに
リカバリーガールの所に行くか。
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -