「青峰ってさ」
「あ?」
「黒いよね」
「…ケンカ売ってんのか?」
「や、だって黒いから。それ地グロ?日サロとか行ってんじゃなくて?」
「行ってねーよ。地グロだ」
「…ふうん?じゃあ脱いでも黒いんだ」
「………なんだよみょうじ」
「なにが」
「そんなに俺の裸が見てえんだったらんな回りくどい言い方すんじゃねえよ」
「意味わかんねーよ。見たくないし…って何で上脱いでんの」
「見てえんだろ?」
「ふざけんなよこの露出魔通報すんぞ」
「顔逸らすなよ。…赤いぜ?」
「……っ、」
「(…おー、みょうじが腹筋フェチっつーのはマジだったんだな。つか何で緑間がんな事知ってんだ今度絞める)」
「………」
「(…お)何だよ。触ってみっか?」
「……え、…いーの?」
「ああ」
「……じゃ、じゃあ、ちょっと…だけ」
「っ、」
「あ、ごめん」
「…別に、(…やべえ、ゾクゾクする)」
「(うわすごい。なにこれ…いい感じに引き締まってて、…うわあ)」
「…………みょうじ」
「え?…何で息荒いのあんた」
「興奮した」
「ちょっベルトに手を掛けるな変態」
「あ?裸見てえんなら俺のビックマグナムも見るってことだろ」
「さも当たり前みたいな顔すんなアホ峰。つかマグナムってなんだマグナムって。短小の間違いじゃねえか。てかやっぱりこんな事だろうと思ったわ」
「へーえ?短小ってのは聞き逃せねえが…わかってて触ったんなら、期待してたんだな?」
「んな…っ」
「顔真っ赤。結構かわいーとこあんだな」
「っ、しね!」
「お前とヤった後ならいいけど?」
「ほんとしんでこいお前」
静かに言い放ったみょうじが扉を盛大に閉めて出ていった。あながち嘘じゃねーんだがなあ、なんて呟いた俺の分身を見てさてどう処理するかと頭を掻いた。