わが恋は、 | ナノ

「青峰君はみょうじさんの事が好きなんですね」

「ブフゥ!」

「…ちょっと汚いんで近づかないでください」

「ゲホッゴホッウエッ…いい度胸してんじゃねえか、テツ」

「青峰君痛いです頭が割れます」

「…チッ」


「で、告白とかしないんですか?」

「…出来たら苦労しねえよ。つかお前、何でわかったんだよ」

「え?見てたらわかりますよ。多分黄瀬くんたちも気づいてると思いますけど。緑間くんは…まあ、あの人鈍感なんで」

「あー、確かにな。まあ別にいいけどよ」

「どうするんですか?」


「……なあテツ、」

「はい」

「お前面白がってんだろ」


「………いえ」

「オイ何だ今の間。お前嘘つく時絶対ェ目逸らすよな俺は知ってる」

「青峰君うるさいですよ。あ、僕こっちなんで。また明日」

「待てよ。お前ん家逆方向じゃねえか。俺は知ってんだからな」

「青峰君僕のストーカーですか。怖いですよ」

「…へえ、言うようになったじゃねーの。んじゃちっと俺のお話に付き合って貰おーか」

「すみませんでした」


勝ったな。と笑う青峰君に足を引っ掛けたのは言うまでもない。勿論その後、アイアンクローをお見舞いされたけど。
 
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