「まったく…酷い目にあったのだよ」
「あれ、緑間っち生きてたんスか!」
「……黄瀬、埋められたいのか」
「ってこわ!緑間っち怖いっスよ!」
「………」
「てかどうしたんスか?昨日体育館のはしっこで緑間っちの眼鏡発見してみんなビビってたんスよ?青峰っちはなんかご機嫌だったし」
「こっちが聞きたいのだよ。青峰が急に襲い掛かって…」
「え、青峰っちに襲われたんスか!?あーだから生傷がそこら中に」
「なまえがどうのとか言っていたが、完全にあいつらに巻き込まれたのだよ」
「なまえって…確か緑間っちと幼なじみの?」
「ああ。どうも青峰と馬が合うようらしい。よく連んでいるのを見掛けるんだが…はあ、いい加減にして欲しいものだな」
「へー…桃っちの他に青峰っちに近づく女の子って居るんスね」
「あいつは馬鹿だからな。成績はいいが根本が馬鹿なんだ。だから青峰などと馬が合うのだろう」
「まあ確かに最近よく一緒に居るの見るなあ。でもどっちかっていうと青峰っちの方が絡みに行くっスよね」
「確かにな。まあどうでもいいが……青峰!さっきからわざと俺にボールをぶつけるのは止めるのだよ!しかも頭を集中的に…!あたっ」
「(うわ悪人面してるよ青峰っち)」
どんまい、そう言って緑間っちの肩に手を置いたらすんごい睨まれた。こええって。