※パロディ注意。
高杉が使い魔。
はじめまして、私苗字名前はつい最近成り立ての新人駆け出し祓魔師をしております。
会得している称号は詠唱騎士と手騎士で、ネイガウス先生のドギツイ…いや、熱心なご指導のお蔭でゴブリンの召喚に成功。
そして数時間前、契約を交わしたゴーちゃん(ゴブリン)を呼び出そうと陣を描いたところ、
「オイ、茶出せ」
『ははははいいい!!』
高杉晋助とかいう目で人を殺せそうなエロいお方が出てきました。
(何でこんな事に…)
涙目になりながらお茶を沸かす私。
どうやら主従関係はダントツで晋助様の方が上らしい。…召喚したの私なのに。
『ど、どうぞ…』
「……」
ジロリと睨みを利かせるこのお方に私はそそくさと部屋の隅に腰を降ろす。
どうやら晋助さ…高杉さんはどこかの世界から飛ばされてきたらしい。
私としたらゴーちゃんが擬人化したのかと…軽く殺されそうになったけど。
「…オイ」
『ヒィッ!?』
びくりと震える身体にゆっくりと後ろを向くと、高杉さんは口元に笑みを浮かべながら私を見ていた。
…どこから湧き出てくんの、その色気。
「何縮こまってんだ?…来いよ」
『…………』
…うあああゴーちゃん出てきてええええ!
誘われてる!誘われてるよ私!
てか何で緑茶がこんなにも似合うの!
『いいいいえ私みたいなゴミ虫以下の人間が貴方様の近くに居る事など許される訳がありませんがな』
「……」
…ち、ちょっと変な言葉になったけど大丈夫だろう。て言うかあなたの近くに行った瞬間腰に携えてる刀でズブリだからね。
「…名前」
『ひ、あ…っ!?』
耳元で聞こえた低い声にふるりと身体が震えて力が抜ける。
振り返った先には、エロ杉さんが居た。
「…誰がエロ杉だ犯すぞ」
『すんませんでした』
うわーん怖いよ…!
それにいつの間に後ろに居たの?私の名前知ってるしこの人キケン!
「下二級……えくそしすと?」
あ、今のひらがなかわい……ん?何で私の階級まで…
『って何私の免許証見てんの!』
「…あ?」
『すんませんでした』
ギロリと私の免許証を持ちながら睨みつけてくるエロ…高杉さんにとりあえず私はひたすらに床へと頭を打ち付けた。…私シンジャウ。
「どうやら此処が俺の居た世界と違ェ世界なのは本当らしいな」
『…え?あ…』
どこから出したのかわからないけど、高杉さんはふー…と煙管を吹かしてニヤリと笑んだ。
…笑んだ?
「これからよろしく頼むぜ?名前さんよ」
『…………はい?』
…よろしく?え、よろしく?
ちょっと待て最悪な状況しか思い浮かばないんですけど。
「俺を此処に置いてくれんだろ?」
『……(えええええ…)』
どうやら彼を居候させるのは決定事項のようです。
「家賃は身体で払ってやるさ」
…こんな使い魔イラナイヨ!
高杉晋助×使い魔
うああキャラ掴めてない…!
2012/03/07