Lover's Letter | ナノ




07



from:柳蓮二
sub:今日
−−−−−−−−
昼休み、一緒に食
べないか?




『ど、どどどどうしよう仁王くん誘われちゃったよ!』

「ホテルにか?……冗談ぜよ。そんな目せんで…」



ちょっとやりすぎな冗談だったね仁王くん。それが本気ならわたし多分二度と口利いてないよ。



「おお、参謀が昼になまえを誘っとる」

『どうしようどうしよう!』

「昼飯くらい別にええんじゃなか?」

『ええええ…』



深く考えんでも…と溜め息を吐く仁王くんに、それもそうだけど…と渋っていると、携帯を取られて何やらカチカチされた。そしてものの数秒で返ってきた返事。



from:柳蓮二
sub:Re:
−−−−−−−−
では生徒会室で待
っている。




『……え?』

「お、生徒会室か。あそこのソファは座り心地がええんじゃったのー」

『………』



ぴゅーぴゅーと口笛を吹きながら教室を出ていく仁王くんに、わたしは本気で幸村くんを探そうと思った。


 


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