ぶっちゃけメイドって、エロくね?
床を水拭きするなまえを見ながら俺はそう思った。
「(あー…イイ尻してんな。…ってパンツ見えてね?あれ見えてね?うわあなまえのパンツ…今日は白か。この前は確か黒だったよな。…やべ、ギャップあり過ぎて思い出したら勃っ…)」
「…銀時様?」
「おおおおう。どうした?」
…やべーよ。どもっちまったよ。てかなんか視界白くね?あれ、何でだ?
「何故私のスカートの中に頭突っ込んでるんですかこのやろーぶっ飛ばしますよ」
「…え?あ、ホントだ。なまえのパンツが俺の顔に食い込んグヘェッ!」
「もういい加減にしてくださいよ銀時様。マジでぶん殴りますよ?」
「……もう殴ってるからね」
笑顔を浮かべるなまえから放たれた一撃は凄まじかった。…あれ、鼻ちゃんと付いてるよね。大丈夫だよね。
「…次はありませんよ」
ギロリ、妙にも勝るような目付きで俺を見下ろすなまえ。…いや、見下してるなコイツは。
「すんませんでしたァアアア!!」
…言っておくが、俺はなまえの主人である。言わばご主人様、命令出来る立場である。権限を利用してあんな事やこんな事、放送出来ないあはーんうふーんな事だって出来る訳だ。
「じゃあいちご牛乳買ってこいや」
「畏まりました女王様ァアッ!!」
だがしかし、メイドというものは怖かった。メイドという響きだけで、エロいよな…などというイヤらしい想像は抱いてはならない。
「3分な。3分越えたら…ナニするかわかりませんよ、ご主人様?」
なまえ然り、セクハラひとつしただけで返しは数百倍なのだから。
…やはり、江戸の女はいろんな意味で強い。
「(ナニって…え、そういう事?)」
…まさかの下剋上も、意外と萌えるものがある。
とりあえず、ドSの名を返上してMの道を歩もうかと本気で考えた日曜だった。
ドMの道を歩む天パ
2012/02/06
2013/02/07 加筆