ヒラリ、舞う黒と白のスカートにスラリと伸びた肉付きの良い白い足。
黒のニーハイとスカートとの間に生まれる絶対領域はいつ見ても興奮するものがある。(ちなみに私の許容範囲内は5cmまでだ)
屈んだ時に見える下着さえ私を高ぶらせる餌になるなんて、彼女は知らないだろう。…そう言えば、今日の下着は一体何色なのだろうか。昨日はなまえに似合う白だったが、私としてはその童顔にギャップ萌えを感じさせる赤でも……
「…メフィスト様?何故そんな所で膝を付いているのですか?」
「……ハッ」
…おや、私とした事が身体が勝手に動いていたらしい。なまえの事を考えるとどうやら私の思考は止まってしまうようだ。…恐るべし、なまえ(の下着)。
「いえ、此処にホコリが落ちていたんですよ」
「あっ、申し訳ありません…!今すぐに片付けます!」
しまった、という顔をするとなまえはタタタと駆け寄って来る。
…ああ可愛い。どうやら失態を犯してしまったのだと勘違いしているのだろう。彼女は意外と神経質な所があるからな。まあそんな所も気に入っているのだが。
「(今日は水色か…)」
ふむ、私の期待を裏切らない下着チョイス…素晴らしい。
「これでよし。メフィストさ…きゃあ!?メフィスト様!鼻血が出て…!」
「…ん?」
なまえが慌てながら私の顔にタオルを当ててくる。
じわじわと白のタオルが赤に侵食されていくのが目に入り、大丈夫かとなまえが私の顔を覗き込んでいるではないか。
「……ブハッ」
「め、メフィスト様っ!?」
彼女の豊満な胸が私の身体に密着して、感じる柔らかな感触。そして見える大きな谷間。
…メイド服、オーダーメイドして良かったです。
「メフィスト様ぁっ!」
なまえの腕の温もりを感じながら、私は真っ赤に染まった視界を閉じる。
鼓膜に届く心地良い声に、明日のなまえの下着はやはり赤がいいと静かに期待した。
理事長は赤がお好き
2012/01/28
2013/02/07 加筆