▼ Last Chapter
彼に出会えたこと、彼に抱かれる日々を送れたこと。こんな結末になってしまったけれど、私は何も後悔はしていない。
失うことしかなかった恋。何一つ思ったことすら、伝えられなかった恋。それでも、自分の気持ちを抑えつけてまで、私は彼の腕の中にいたかった。こんなに誰かに思い焦がれたのは、初めてのことだった。
今までたくさんの幸せをありがとう。一時の愛をくれて、ありがとう。
そして、さよなら、万事屋さん。
紅色の涙
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