▽海賊/サボ

「今日なんの日か知ってるか?」
「んー?サボの誕生日でしょ?」
「……」
「…何その手」
「プレゼント。つーか知ってたのかよ!!薄情な奴だな!」
「いやまあ別にいっかな、みたいな」
「今すげェ距離を感じた」
「はぁ。じゃあはい。何が欲しいの?言ってごらん?」
「なんかテキトーだな」
「……サボ誕生日おめでとう!ごめんね?忙しくってプレゼント用意できてないんだけど、何が欲しい??出来る限りのことはするよ?」
「なんか白々しい」
「っとにもう!めんどくさいなサボは!じゃあどうしたらいいんですかあ」
「投げやりだなオイ!」
「注文が多いサボが悪い」
「え?おれ今日誕生日だよな?」
「で?」
「ん?」
「欲しいものあるの」
「え?」
「欲 し い も の」
「…なんかくれんのか?」
「答えによる」
「オイ」
「うそうそ。用意できるものならまあ考えてあげないこともない」
「上からだな」
「…用意できるものでしたら準備いたします故何かご所望の物はございませぬか?」
「どこの人だよ」
「……サボさっきからめんどくさい」
「お前に言われたかないわ」
「はーいはい。んで?ないの?ないなら別にいいよ」
「…なんでもいいのか?」
「……用意できるものなら。あと高くないもの」
「何気に注文増えたぞ。…ふむ。そうだな」
「……」
「真面目に言ってい?」
「どうぞ?」
「お前のこと欲しいっつったら怒るか?」
「ハハハその冗談最高サボ才能あるよー」
「いや結構マジ」
「わかった」
「え?」
「とりあえずコアラちゃんに報告してくるね」
「ちょっと待てちょっと待て待ってください」


結果プレゼントはサボが前々から欲しいもの(ご想像にお任せします)になりましたとさ。

20160320
サボさんハッピーバースデー!




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -