▽黒子/黛(赤司ルート)

「お兄ちゃん聞いてよ〜!!」
「…なんだよ。また赤司にでもイジメられたのか?」
「そうなんだよー!あの中二病的ドS暴君男め!」
「…はっ、ヒドイ言われようだな赤司も」
「当たり前じゃん!ちなみにわたしまだ根に持ってるんだからね!インハイでお兄ちゃんのこと利用したこと」
「………」
「あの時は僕司か何か知らないけどさ、わたしの愛しのお兄ちゃんにあんな辱めを受けさせて!」
「…今のお前の台詞の方が十分な辱めなような気がするけどな」
「どこが!?ただお兄ちゃんにはわたしの愛の深さを知って欲しいだけだよ?」
「重いキモいうざい」
「がーん」
「で?それからお前はその、真後ろにいる魔王にどう対抗するつもりなんだ?」
「……え」
「ちなみにオレは一切手を貸すつもりはねぇ」
「え、」
「やあ。黛さん、そこの生意気な彼女を少し借りても?」
「少しどころか永遠に貸してやるよ」
「ちょ、お兄ちゃ…」
「がんばれよ」
「じゃあ、お兄さんの許しも出たことだし行こうか」
「っ嘘、お兄ちゃああああん!わあああん」

ちなみに赤司は最初から背後にいた。(言えよ)

20150905


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