▽排球/及川が完璧ちゃんに猛アピール

「ねえ。今日こそ俺のものになってよ」
「絶対ヤです」
「…相変わらずだなあ…なんで?」
「…何度も言ってますけど、わたし自分以上に完璧な人じゃないと嫌なんです」
「え〜?俺それなりに完璧じゃない?顔良いしー、スタイル良いしー、頭もいいしー、運動も出来るし?」
「だけど料理その他諸々家事はできなくて女の子にも見境がない。でしょ?」
「……男に家事求めるの酷じゃない?それに見境なくないよ」
「酷じゃありませーん。そして先輩は見境ないです。自覚ないなら天然タラシ決定ですね」
「……キミは理想が高いね」
「及川先輩こそ」
「俺は普通じゃない?」
「わたしを口説いてる時点でダメでしょ」
「……まあ確かに完璧ちゃんだけどさ…それだけで好きになったんじゃないよ?」
「……」
「笑ってるキミもちょっと不器用なキミも、泣いてるキミも全部好きだよ」
「……先輩…」
「と、いうことで改めて言うけど今日こそ俺のものにならない?」
「チャラい軽いうざい」
「……ひどい……」

(そして今日も玉砕)
20150605


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