▽水泳/七瀬遙

「ハルちゃん、はい鯖缶!」
「…ちゃん付けするな。どうしたんだその鯖缶」
「え?確かハルちゃんってサバ好きだったよね?」
「好きだ」
「だから鯖缶!」
「……」
「意味が分からないって顔してるねウケる」
「…いらないのか?」
「いるいらないの前に、プレゼントフォーユーだよハルちゃん」
「!!!」
「ということで」
「なんだ」
「お誕生日おめでとうございます」
「……ああ、」
「あれ、忘れてた?忘れてた?」
「…別に。そんなに特別なことでもないだろ」
「…まあハルちゃんならそう言うだろうなとは思ってた。わたしも実際忘れてたし」
「…」
「これもたまたま冷蔵庫にあったの持って来ただけだし…ってしまった言っちまった!」
「お前…」
「ごめんごめんごめんハルちゃん!」
「別に気にしてない」
「…その言い方は絶対気にしてるよね。ほんと、お詫びに今度プールに連れてって、サバパーティーさせてあげるから許して」
「……仕方ないから許してやる」
「んふ!ハルちゃんだいすき!」

20140630
フリーはるちゃん初書き
とりあえずおまいら全員可愛すぎるんだよ


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