▽黒子/花宮
｢おいブス｣
｢？…あ、真…｣
｢ふはっ、ブスで振り返ってんじゃねーよ｣
｢！！っ、え、今？｣
｢気づくのおせーよバァカ｣
｢むっ……何かご用ですか｣
｢……何かご用だあ？｣
｢いひゃいいひゃいいひゃい！ほっへはふへははひへ！(痛い痛い痛い！ぽっぺた抓らないで！)｣
｢ふはっ何しゃべってるか分かんねー｣
｢っ、いっ、たいってば！！｣
｢おっと｣
｢〜っ！！ひどい｣
｢…お前の顔が？｣
｢！！サイッテー！！｣
｢……なんだよ。オレは事実を言ったまでじゃねーか｣
｢バカ！｣
｢はあ？｣
｢ゲス男！！｣
｢ああ？｣
｢マロ眉！！性格悪すぎ！！｣
｢…ふはっ！今さら。｣
｢っ〜〜！！｣
｢……はあ、分かったよ。オレが悪かったから｣
｢……絶対思ってないでしょ｣
｢そんなことないよ｣
｢………｣
｢謝るからそんな顔しないで機嫌直してよ｣
｢………｣
｢……どうしたら許してくれる？｣
｢……｣
｢ん？｣
｢…まこ｢ってな！｣
｢！？｣
｢ふはっ！お前ってほんっとバカ｣
｢！！な、ななな｣
｢普通に考えてオレがそんなこと言うわけねーだろバァカ！簡単に絆されすぎ｣
｢！？｣
｢単純っつーか単純っつーか…｣
｢……単純２回も言うなし｣
｢根っからのバカだな｣
｢………｣
｢………まあでも｣
｢……なに｣
｢そういうとこが、かわいいんじゃねーの｣
｢………え、｣
｢からかいがいがあって。｣
｢…………｣
｢…ふはっ。お前今ときめいたろ｣
｢っ！！！？っ！！｣
｢バァカ｣
花宮くんには一生勝てそうにないです。
20140606