▽黒子/青峰
｢お前、オレが好きなタイプ知ってるよな？｣
｢ん？うん。堀北マイちゃんみたいな子でしょ？｣
｢つーことは？｣
｢………大輝くんてカワイくて色気ある子好きだね？｣
｢違えよ！いや違くはねえけど！｣
｢大丈夫だよ！男だもんね！やらしい好きも公認だよ！｣
｢……はあ。つまりだな？｣
｢うん？｣
｢今、男と女が誰もいない一つ屋根の下で一緒にいるわけだ。まずいだろ？｣
｢…何が？｣
｢っ、だから！｣
｢大丈夫だよ！わたし…大輝くんになら何されても全然…キャッ言っちゃった！｣
｢………分かってねーよ、お前｣
｢ん？え、……大輝くん？｣
｢お前、分かってんのか？｣
｢？？｣
｢こうやって押し倒されて押さえ込まれたら、お前もう身動き一つ取れねーんだぞ｣
｢……うん、そだね｣
｢…痛い目に合わされてもしょうがねーことしてんだぞ｣
｢……痛いことするの？｣
｢！…いやまあお前が初めてだったら…ってそうじゃなくて！オレが言いたいのは…｣
｢大丈夫だよ｣
｢！！？｣
｢大輝くんになら、本当に何されても大丈夫。……求めてくれてるなら、ちゃんと答えるし｣
｢っ！｣
｢……大輝くん？｣
｢お前バカだろ｣
｢ええ！？何で…｣
｢男にそんなこと気軽に言ってんじゃねーよバカが｣
｢…大輝くんだから言ったのに…｣
｢っ！お前もう黙れ｣
20140327