▽海賊/ロー
※ドレスローザ編のローvsドフラ(藤虎)戦直後辺り(捏造しまくり注意)

「ローもバカなことするよね、ほんと」
「…っ、」
「若様を怒らせて、こーんなボロボロになって」
「う、…っ」
「勝てると思ったの?麦わらくん達まで利用して」
「……っ、」
「ローはもっと賢い人だと思ってた」
「……はっ…賢い人、ねェ」
「………なによ」
「…おれは別に、賢いと思わせたつもりは…ねェけどな」
「!!」
「いつかこうなることは、っ、お前も分かってたはずだ」
「……」
「おれからしてみりゃ、お前の方がもっと頭の回る女だと思っていた」
「……がっかり?」
「………いや…、同情はしても、失望はしてねェ」
「!!!」
「お前は絶対、ドフラミンゴを裏切ることができねェからな」
「………」
「そんなにアイツが大事か?」
「……、そりゃあ…」
「たった一人の肉親だから?」
「……」
「…まァいいさ。お前はそうやって、ドフラミンゴに引っ付いて高みの見物でもしてりゃいい」
「……そうね」
「おれはあの時お前に、一緒に来いと、逃げ道を与えたからな」
「……うん」
「おれはお前の為だけに歩みを止めるつもりはねェぞ」
「……うん。…それでも」
「……あ?」
「わたしは今も、これからだって、ローのものになるつもりはない」
「!!」
「…だって、王になるのは兄様だから」
「……そうかよ」
「だけど、ありがとう」
「…!」
「ローと一緒に夢を見るのも、悪くはないと思った」
「……」
「……だから、ローは生きてね」
「っ、お前…」
「さよなら」

そして少女は戻って行く。
彼女が心に決めた、たった一人の王の横へ。


昔ローに「ドフラミンゴを裏切っておれと一緒に来い」と言われ心を奪われてしまったけれど、実兄のドフラを裏切れずローと決別することしかできない夢主ちゃんっていう設定(捏造)。
20140204


「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -