▽黒子/高尾

「高尾くーん」
「んー?」
「チャリアカーってヤっバいねー」
「なーに、お尻痛くなってきた?」
「うん。感覚がなくなってきた」
「ブハッ!それヤバいっつーか痛いどころじゃねーじゃん!」
「うん。だからとりあえずいったん自転車漕ぐのやめようか」
「…えー」
「いやほんとに切実に」
「どうしよっかなー」
「ねえちょっとおもしろがってるでしょ」
「あ、バレた?」
「怒るよ」
「わりいわりい」
「全く……ん?」
「ん?」
「…どうしようお尻が痺れて立てない」
「ぎゃはは!どんだけヤバかったんだよ」
「ちょ、笑い事じゃないからね!本人普通にしゃべってるけど結構真剣だからね!」
「しゃーねーなー」
「え、え!?ちょ、わわっ」
「どうぞ立てますか。お姫様」
「ちょ、なんでお姫様抱っこ!?ってか今、足地面に付けられても立てれる自信ないからね!?」
「え、じゃあこのままの状態でいる?」
「いやまずお姫様抱っこしてきたの高尾くんじゃん」
「んー…リアカー乗せとくのは可哀相かなと思った結果?」
「まあナイスだけど…」
「じゃあいーじゃん。つーかしばらくこのままでイチャイチャしよーぜ」
「イチャ…!?」
「今日はエース様もいないことだし、な!」
「……な!と言われても…」
「えー…オレとイチャイチャしたくねーの?」
「し!!…たくないことはないけど……」
「じゃー決まり!」
「……たまに高尾くんのテンションについていけない……」
「なんか言ったか?」
「べっつにー?」

(ママーあのひとたちラブラブだねーああいうのをバカップルっていうの?)(あらあら)(!!ちょ、高尾くんもう立てるから降ろして!!)(バカップルだってさ)(聞けバカ!!)

20140204


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