マルコside小説 | ナノ
#40 彼の誤算
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マルコside
今日はビスタの奴から、珍しいワインが手に入ったとお裾分けを貰った。
いつもなら兄弟達と飲む所だが、たまには#name#と飲むのもいいかと、
そう言えば彼女とは酒をじっくり飲んだ事がなかったと思い出す。
酔わせたらどうなるのか…
「楽しみだねぃ」
「ワインですか?」
飲めますと言う彼女に、どんどん勧めてみた。
あまり強くないんですと言っているが、既に一本空けている。
「酔うとどうなるんだい?」
いずれ分かる事だが、自己申告も聞いておこうと問いかけた。
「…ん?酔うと…れすか?」
お、既に呂律が回ってねぇじゃねぇか。
「大胆になったり…するのかい?」
いや、むしろなってくれと思いながら彼女の首筋に指を這わせてみた。
「ぁっ…大胆に…ですか…?」
首筋を触っただけで、かなりの感度だ。
これは…期待できそうだよい!
「#name#…この前みたいにリードしてみろよい」
言うだけただだと、少しの期待を込めて口にしてみれば、
「はい…じゃぁ…」と、
言ってみるもんだよい!
この間は動きがギクシャクし過ぎて、見かねたオレはいつも通りに抱いてしまった。
だがあの日、ノウハウは教え込んだつもりだ。
酔っている彼女が覚えていればの話だが…
オレが思考を巡らせている間にも、彼女は着々と服を脱がせズボンのチャックを下ろしている。
少し腰を浮かせてやれば、下着共々下へとずらされた。
「大胆だねぃ…#name#」
この間は下着すら脱がせられなかったと言うのにだ。
「ウフッ…もうこんなになってますよ」と、
躊躇いもなくオレの息子を片手で握り、もう片方の手で、形を確かめるようになぞっていく彼女。
「おっ…それからどうするんだい?」
予想以上の豹変振りに、オレは興奮した。
「こうでしょ?」
なんて、上目遣いで下から上へと舌を這わせながら聞いてくる姿は、なんとも魅惑的だ。
「イイ子だよい」
イイ調子だと、彼女の頭を撫でながら先を促す。
教えた通り以上に熱心に奉仕してくる彼女に、オレはある事を思い付いた。
ベットに移動し、彼女の身ぐるみも全て剥がした所で、
「こっちに尻向けて跨がれよい」
そう。まだ彼女とした事のない行為。
オレはこれがしたかった。#name#の喘ぎ声を聞きながら、しゃぶられたい。
さぁ!尻を持ってこいと、彼女の太股を掴み跨がらせる。
「いやっ…恥ずかし…ぁっ」
最後まで言い終わる前に、グイッと引き寄せ舌を這わす。
「ほれ、#name#のお口が留守になってるよい」
そう彼女を煽りながら両手で広げるようにし、晒された敏感な突起に吸い付いた。
「んっ!あっ…待ってく…」
刺激を与えすぎたか…彼女は口を動かす余裕がないらしい。
「待ってやるから、くわえろよい」
「はぁ…んっ…」
促されるまま、素直に再開する彼女。
吸い付きながら、裏筋に舌を這わすテクは教えた通りだ。
「は…上手だよい」
当たり前だ。オレのポイントはみっちり教えたんだ。
覚えていて嬉しいよい。
彼女に程よく刺激を与えながら、下半身に感じる熱い舌の感触に酔しれる。
「#name#、そろそろ…」
イキたいのだと、射精感に襲われてきたオレは彼女に促す。
「ん…んーン……」
「…よい!?」
突然彼女の動きが鈍くなった。
まさか…と思い、彼女をゆっくりとベットに倒すと…
「寝たのかい!?」
おい!#name#と、強めに揺さぶるも、オレの息子を握り締めたまま気持ち良さそうに寝ている彼女。
「さ、最悪な展開だよい…」
オレはこの予期せぬ展開に頭を抱える。
だが、そんな事はお構い無しに元気な息子…
「…入れちまおう」
眠りこけている彼女に跨がり、先程の愛撫で充分に濡れている秘部に息子を宛がった。
ゆるゆると腰を動かせば、まるで歓迎するかの様にオレを飲み込んでいく。
寝ている為、少々物足りないが、時折漏れる彼女の声に満足感を得たオレは一気に打ち付け果てたのだった。
「んっ?あれ、なんで…」
「………」
「えっ?イヤだっ!マルコ先輩!」
「…………」
「ちょっと起きて下さいよ!マルコ先輩!!」
「……………」
オレが、そのまま寝た振りをしたのは…言うまでもねぇよい。オワリ。