マルコside小説 | ナノ
#36 彼の思う壺
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「これ、#name#に似合うよい」
「そうですか…」
「お、こっちもいいねい」
「は、はぁ…」
何故私がこんな曖昧な受け答えをしているかと言うと…
雑誌をソファーで見ていた所を後ろから抱え込むようにピトリと抱きつき、私の肩に顎を乗せページを捲る度にコメントをしてくるからだ。
初めは良かったのだ。
初めは…
そう。彼の手が私の胸さえ揉んでいなければ…
「マルコ先輩。手…」
「手?手がなんだい?」
「手はお膝ですよ」
幼稚園の頃習ったでしょうと、彼の手を掴み膝に持っていこうとするが、
「いや、手はお胸に」
ってオレは習ったと、記憶のすり替えをしだす始末。
「い、厭らしい幼稚園ですね」
「そうだねい」
ククッと笑いながら、彼の手は服の中まで進入してくる。
「あっ!もう、マルコ先輩!」
気付けば既に直接胸を触っており、彼の手は厭らしい手付きに変わっていた。
「#name#、少し大きくなったねい」
オレのお陰だよいと、好き放題揉みしだく彼。
「え…?胸って揉むと大きくなるんですか?」
「あぁ。揉み方もあるんだけどねい」
し、知らなかった。
そう言えば少しブラがきつくなった気がする。
「揉み方しだいで、美乳になれるんだよい」
知らなかっただろと、何でも知ってる博識博士は、美乳になりたいだろ?と促してくる。
「な、なりたいです!」
是非ともなりたい。そんな彼の思惑にまんまと乗ってしまった私は、彼の思う壺だ。
「よし。じゃぁ始めるよい」
寝室に連れていかれ、何故か全裸にさせられる私。
「あの、下は脱がなくても」
「いいんだよい」
黙ってろと凄く真剣な眼差しになった彼に、私はビクリと体が跳ね素直に黙って従う事にした。
それから彼は両手で中心に寄せる様に揉みだし、そのまま上に持ち上げたり回したりと、まるでパンをこねている様に手を動かす。
そして時折先端を撫でてくるので、思わず声が出てしまう。
「…ぁっ!ちょっと真面目にしてくださいよ!?」
「#name#分かってないねい」
美乳にする為には、私自身が感じながらではないと効果がないのだと。
「そ、そうなんですか?」
それまた知らなかったと、言ってる間にも、指の腹で先端を弾きながら胸を揉み上げる彼。
これは美乳にしてくれていると言うより、いつもの前戯と一緒だ。
両手で揉みしだきながら、今度は舌を這わせて来る彼に、
「いやっ!あの…」
これ以上は流石に私もその気になってしまうと、少し抵抗してみるが彼には全くの無意味だった。
そんな彼の絶妙な舌さばきに、徐々に下半身に熱が集まっていく。
「ぁっ…ン、マルコ先輩…」
もう我慢の限界とばかりに、私は彼のシャツに手を掛けた。
「ククッ。積極的だねい」
そんな珍しく積極的な私に彼も興奮しだしたのか、急かすように両脇を抱えられベットに寝かされた。
そして、熱いキスを送りながら十分に熱が集まった秘部に手を這わす彼。
「もうこんなに濡らしてよい」
厭らしくなったねい?#name#と、私の身体を知り尽くしている彼は的確に絶頂へと導いてくれる。
「んっ…ぁ…ぁんっ!」
あっという間に絶頂へ導かれた私に、満足そうにキスを送りそのまま下へと移動していく。
そして両足に腕を通し、胸を揉みしだきながら秘部に舌を這わせてくる。
「ぃやっ!んっ…」
腰が浮くほどの快楽にシーツを強く掴んだ。
「気持ちよさそうだねい」
とても満足気な彼は、舌先に力を込め敏感な突起を何度も上下に動かしてくる。
その度に反応する私をとても愛しそうに見つめる彼。
そうして何度目かの絶頂が訪れてた辺りで、私は堪らなく彼が欲しくなった。
「マルコ先輩…いれてください」
その時の私は羞恥心なんて無いに等しく、初めて自分からお願いをした。
「なっ!!#name#」
私の初めてのお願いに気を良くした彼は、
「だったら、自分で入れてみろよい」と、
上半身をベットヘッドに預けて私に両手を広げる。
そんな彼に答えるように、彼に跨がり彼の反り勃った雄を手に取った。
「…っ!」
その瞬間、ビクリとした彼に何だか興奮してしまった私は、形を確かめるように手を這わせてみる。
「#name#…」
彼のこんな顔を初めて見た。それだけで、ジワリと愛液が溢れてくるのを感じる。
「マルコ先輩…大好き、です」
とても愛しい彼の目を見つめながら、濡れそぼった秘部に彼を宛がいゆっくりと腰を降ろしていく
全て納まった所で、彼に口づけ再び愛の言葉を送ったのだ。
「マルコ先輩。美乳の件…嘘でしょ?」
「ん?あぁ、いや。嘘じゃねぇよい」
「ほんとですか!?怪しいな…」
「……う、嘘じゃねぇよい」