過去拍手番外編その弐
「おい、そういやぁ俺がやったネックレスはどうした?」
「ぇ…あぁ…あれは」
「外すなっつったろい?」
「あ…すみません…実は体育の時に」
「…時に?」
「先生に外せって言われて…」
「あぁ」
「外した瞬間カラスが突然やってきて持っていっちゃったんです」
「は?」
「吃驚しましたよ、ほんと」
「……そうかい」
彼は知らない。
あの忌々しい首輪と称したネックレスは、憎悪に駆り立てられた彼女が引きちぎって河に投げ捨てた事を。
知らぬが仏のお話である。
なんだそれ(θжθ)
すみません。