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15 芽生えた独占欲



キモいですが一応R18です。ご理解ある方のみご覧くださいm(__)m






衝撃的な出逢いから寝ても覚めても#name#一色で埋め尽くされていた頭は、組み敷く彼女を目の前にした今でさえ夢ではないかと疑ってしまう程現実味を感じられずにいた。

どこに惹かれたのか自分でもよくわからないまま、気付けばどっぷりという表現が相応しいくらい彼女に浸かってしまった俺は、これから更に深みに嵌まっていくだろう行為に覚悟を決めながら、彼女が纏うバスローブの紐にゆっくりと手をかける。

露になっていく白く艶やかな素肌を前に、これからの行為を想像し鼓動が一気に跳ね上がる。愛しさを込めた視線を送りながら、風呂では僅かしか触れられなかった膨らみを下から包み込むように揉みあげれば、その柔らかさと吸い付くような肌触りにクラリと目眩に襲われた。

「はぁ……」

「…なに?」

「やわらけぇよい…」

「………」

無意識に口から出た至福の思いを聞いた彼女は眉をひそめ怪訝そうに見つめてくるが、その姿にさえ満足感が込み上げてくるのだからもうどうしようもない。

僅かな自嘲を秘めた心で感触を十分に味わいゆっくりと顔を膨らみに押し付けると、頬にあたる弾力がなんとも心地よく谷間に埋もれるように何度も顔を左右に揺り味わい尽す。

緩む頬をそのままに少し顔を上げれば、誘うように色付く可愛らしい飾りが目に飛び込んできた。それを指先で優しくつまみ上げ感触と#name#の反応を楽しむように指先を動かしていく。

「ぁんっ…ん…」

「#name#…気持ちいいのかい?」

「ん…」

「そ、そうかい…こんなに硬くさせてよい…こ、こうしてやるよいっ」

「なっ…んン」

俺の手によって甘い喘ぎを漏らす彼女に理性とやらはとっくに姿を消していて、本能のまま飾りにしゃぶり付きねぶり倒すように舌を動かした。

そんな俺の舌の動きに合わせて反応する#name#が身悶え感じている姿にじわりと下半身に込み上げてくるものを感じながら、もっと聞かせろと言うように左右交互にじっくりと舐め回し酔いしれていく。

そうして脇腹から指の先まで上半身をくまなく舐め回し、息の掛かる距離で彼女と視線を交えながらまだ触れていない下半身へと手を滑らせた。

「あぁ…#name#…こ、こんなにトロトロにさせて、よい」

「ん、だって…マルコさん焦らし過ぎ」

「焦らしてなんかねぇよい…堪能してるんだい」

「……。ぁっ、ん…」

「ん?ここがいいのかい?ここかよい?」

「あっ、もう…ん、うるさい」

行き着いた先は滴るほどに潤っており、俺の愛撫に感じている事実が垣間見れ更に気持ちを高ぶらせる。

彼女がいい反応を見せた部分を執拗にかき混ぜれば、枕の縁をギュッと握り締め快楽に酔いしれる#name#の姿に想いが止めどなく溢れ出す。

「んぁ…ん、ねぇ、もう入れて…んン」

「#name#…まだダメだよい」

「ぇ…ぃやっ…んンっ」

トロリとした眼差しを向けながら先を促す彼女の頬を一撫でし、まだまだ味わい足りないとばかりに足を持ち上げ秘部へと顔を埋めた。

まだ足りない。そんな野心を隠すことなく溢れ出す蜜を全て舐めとるように舌を這わせ、ぷくりとなんとも可愛らしい突起を吸い上げ舌先で弾くように舐め上げれば、一際甘い声が響き#name#の背中がしなるように仰け反るのを捉える。

「#name#…イったのかい?お、俺の…舌で…」

「ン…、舌でって…」

「はぁ…#name#…いいかい?」

「………ん」

「い、いくよい、っ、あぁ…わかるかい?少し入ったよい」

「ん…」

「おぉ…どんどん#name#の中に入っていくよい」

「……」

「くっ…今半分入ったよい…ぁ、後…少しで…#name#と一つ」

「もぅ!変な実況しないでよ!鬱陶しい!!」

「……ょぃ」

達したばかりで更に妖艶さが増した彼女を前に、衝動に突き動かされるまま覆い被さった。

断りを入れた後、膝裏から手を差し入れよく見えるように足を広げれば、熱くとろけた秘部が早くと言わんばかりに俺を待ちわびている。

既に限界ギリギリまで張りつめた自身を宛がえば、触れた部分から伝わる温かさに今までの想いとこれからの期待が入り交じり何とも言えない感情が滲み出た。

「クッ、#name#…最高だい」

「ン、ぁっ、んンっっ」

「愛し、てるよい」

「ん、マルコさん…」

そんな彼女に最大の愛しさを込め想いを流し込むように口付けながら、抱き込むように密着したままゆるゆると腰を動かしていけば、俺の想いを受け止めるように名を呼び首に腕が絡み付いてきた。

惚れ抜いた女を抱くのはこんなにもいいものだったのかと、五感全てから感じる幸福感と快楽に意識は白く滲んでいく。

眼下に映る潤んだ瞳に愛しさを感じながら、#name#の身体をしっかりと抱き締め激しく揺さぶり堪能すること数時間。もう無理と彼女が呟いた頃には部屋の外は薄く色付き始めていた。

名残惜しむようにゆっくりと体を離し、既に夢の中へと旅立ってしまった#name#の首から優しく腕を差し込み幸せ過ぎるこの状況を噛み締め胸に強く抱き寄せる。

『好きかどうかわからない』

彼女は確かにそう言った。
そしてその後に続いた言葉はまるでお試し期間だというような物言いだ。

それでも構わないとあの時は本気で思っていたが、一度味わってしまえば直ぐ様心は独占欲の塊と化す。

離さない。いや、離せない。そう強く感じながら、満足そうな顔をし眠る彼女の首筋に唇を寄せ、俺の女だというように赤い花弁を刻み付けていった。

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