エミ姉からの一周年記念
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何で?
どうして?
甲板から担ぎ上げられて、連れてこられた場所はマルコの部屋で……………
今、私は非常に大変な状況になっている。
どうしてこうなったのかさえ解らない。
そうだ!!!!
聞けばいいのだ!!
なんだぁ、簡単じゃん。多分、そこに居るであろうパイナップルに聞けばいいんじゃん!!
「―――って、突っ込んでよっ!!」
「突っ込んでいいのかよい……………」
「……………いやいや、なんか意味違うよね?私が言いたいのは、私の心の声にって意味で――――ってか何でこんなことすんの―――っ!!!!!!!!」
そう今私は、多分スッポンポンで両手を一纏めに縛られ、多分ベッドベッドにくくり上げられている。そして多分、マルコがすぐ側にいる…………。
何故、「多分」みたいなあやふやな言葉が多いかと言うと、目隠しをされていて見えないからだ。
「ちょ、ちょっとマルコさん。あまり宜しくない性癖をお持ちで?」
視界は閉ざされてはいるが、マルコから発せられる妙に卑らしい空気が#name#には堪えられなかったのだ。
「うーん、至ってノーマルだったんだが…これはこれで悪くないねい」
「おいおいっ、だったら未知の世界に踏み込むのは止めようよ!!」
「……思ったよりそそられるよい」
「話しが噛み合ってないよ!?おーい、パイナップルさん?聞こえてますか〜」
「その口も塞いだほうがいいかねい…」
「…………………」
両手を拘束され視界まで奪われているのだ。これで口まで塞がれては堪らん、と#name#は慌て口をつぐんだ。
ゆっくりと躯のラインを確かめるように撫で上げるマルコの手の感触は、視界が閉ざされてることによって意識が集中してしまい、敏感に反応してしまう。ゾワリと背筋を走るモノは、子宮を疼かせた。
「……っ、う、…」
唇を噛み締めてはみるものの漏れてしまう声。見えなくとも感じるマルコの視線に、下肢は小さく震えている。
「#name#、感じるかよい…」
「は、やぁっ……んっ」
いきなり聞こえた声は耳殻に熱い吐息とともに脳に届き、びくりと躯を仰け反らせる#name#にマルコは口角が上がり、そのままぬるりと舌を這わせる。
「あっ……は、くっ、んん…」
ぬるり、べちゃりと水音がダイレクトに脳に伝わり、#name#が羞恥に顔を赤く染め上げ、うっすらと晒された裸体に汗を滲ませる。
「敏感だねい。お前ぇもこっちの方が感じるんじゃねえのかよい」
耳を舐めながら、もう片方の手は躯をまさぐるように忙しなく動かすマルコ。
「はっ、あんっ……」
忙しなく動かされる手がぷっくりと硬くなった突起を掠めれば、甘美な声を上げて躯を仰け反らせる。
「卑らしいねい。自分から胸を突き出してよい」
「ち、違っ、う……んっ」
ぬるり、とした感触は突起をマルコの舌が這うもので、#name#はその感触に喘ぐ他なかった。
徐々に下りていくマルコの手にゾクゾクと期待に打ち震えた。
クチュッ…
卑猥な水音が耳に届く前に声をあげることも出来ない刺激が走り、目隠しに使われている布に染みが拡がった。
「泣いてんのかい…」
それに気がついたマルコは秘部にやる手はそのままに、#name#の頬を優しく撫でた。
「#name#…、外してやろうかい?」
但し、現在進行形のこの行為は止めねえよい。
そう囁きながら、#name#の唇に触れた。ゆっくり唇を合わし、#name#の甘い口内を味わうように舌を絡ませ唾液を啜る。
シュルリと布を取り払うと、涙に濡れ潤んだ瞳と合わさり、もう一度唇にキスを落とした。
「まだ、笑っちまうかよい…」
片眉を下げ、口端を緩くあげるマルコは、蜜で溢れた秘部を指先で淫靡な水音を立てながら、優しく問う。
「もう……笑えないよ、んっ、あぁっ………っ」
一気に指を挿し入れられて嬌声が上がる。
グチュッ…
グチュリ…………
粘着質な水音が淫らに部屋に響き渡り、熱く猛る自身を早く#name#の中に埋めたい衝動を必死に堪えるマルコだった。
漸く、結ばれたのだ。
この甘い、甘い時間をもっと堪能したい。
もっと、もっと#name#を淫らに、卑らしく乱れさせたい。
マルコは、#name#が意識を跳ばすまで執拗に攻め立てたのだった。
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