相互記念頂き物
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春様に頂きました相互記念でございます(^ー^)
春さん!素敵なマルコをありがとうございます!
*マルコ夢*
海を見る、空を見る。
其処には私の好きな青があるから。
喧騒をBGMに海と空を眺めるのも、もう習慣となった気がする。
はぁ、溜め息をつけばポンと何かが頭に乗った。
「また眺めてたのかよい」
乗せられたのはマルコ隊長の大きな手。
飽きないねい、と苦笑気味に言われた言葉に私は笑って返す。
きっと、私が青に飽きることはない。
「#name#」
「はい?」
「最近は、どうだい」
定期的に聞かれるこの言葉は、隊長の気遣いだ。
女で戦闘員の私は何かと絡まれる。
それは敵船は勿論、この船でも新しく入ったクルーにはナメられたりする。
慣れれば家族だが、やはり入って直ぐは私を認められない人もいる。
そんな立場を理解し、マルコ隊長は気にかけてくれるのだ。
「大丈夫ですよ」
「それならいいが…何かあったら直ぐ言えよい」
ニィ、と笑う幼い笑顔。
こんなギャップ、本当にズルい。
まんまとオチてしまったじゃないか。
優しくて、強くて、頼りになって、大人で。
でも少年っぽいとこもあって。
大好きだけど、まだ私じゃ釣り合わない。
まだまだ、だけど
「なーに笑ってんだよい」
撫でてくれる大きな手とその優しい瞳が、
「家族」として分け隔てなく与えられる温もりが心地良いから。
「んーん、何でもないですよっ!」
今は、この距離がちょうどいい。
いつか気持ちが溢れて抑えられなくなったら伝えるから。
それまでは、このまま笑い合いたい。
(大好きですよ、お兄ちゃん!)
(くくっ、兄貴冥利に尽きる言葉だよい)
end.
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