リクエスト キリ番 | ナノ

マルコスキー様リクエスト!


マルコスキー様からのリクエスト!
☆お題提供☆
【マルコ先生の授業風景】です(´ω`)
視点はマルコであります!





「席に着けーい」

昼休み明け一発目の授業。取り敢えず、ダルイよい。
だが、このクラスだけは別だい。なんたって愛して止まない#name#のクラスだからだ。
眠気も吹っ飛ぶってもんだよい。

しかし、このクラスの授業が一番難しく、そして何より面倒くせぇ。
学年トップとビリの奴等が何故か揃っているからだ。トップ組に教えるのはやり易いが、ビリ組に教えるのは至難の技だ。何たって掛け算割り算から分からねぇ奴がいる…よくこの学校に入れたもんだよい。

「今日はまず、小テストからするよい」

《《えぇーーー!!》》

「黙れぃ!いちいち声揃えるんじゃねぇよい!二十分後に答え合わせだ」

そうしてプリントを配り終え、騒がしかった生徒達は皆、机と睨めっ子を始めた。
一部の生徒を除いてな。

「マルコ!こんな問題習ってねぇぞ」

「んな訳あるかい。この間の授業でやったばっかだい」

「大人の癖に嘘付くなよ。だってよぉ、全然わかんねぇ」

「それはお前が"バカ"だからだよい」

「いや、オレも教わった覚えがねぇ…」

「あー、ゾロかい。確かお前も"バカ"だったねい」

「バカじゃねぇよ!!」

「煩せぇよい!#name#…、この解き方なら教えたよな?」

「えっ、あ、はい。一昨日の授業で教わりましたね」

「ほらみろい、お前等がアホだから覚えてないんだよい」

「あんたの教え方が悪いんじゃねぇか?」

「あ?でたなクソ生意気野郎が…」

「ククッ…そりゃどうも」

「チッ、とっとと解きやがれ」

「もう終わった。こんなアホでも解ける問題はよぉ」

「チッ…」

「オレ!アホじゃねぇから解けないぞ!」

「ルフィ……はぁ、もういいから大人しく解けよい」

「大人しくしてたら解かなくていいのか?」

「何でそう解釈したんだい?あーもう、解らねぇならいいよい」

何なんだい、このクラスのアホとクソ生意気な餓鬼共は…少しは#name#を見習えよい、お利口に授業を受けて…

「おい、#name#!何してんだい?」

「えっ!?あの、ゾロが解らないって言うから…」

「テスト中に教える奴があるかい…ダメだ」

「はい、すみません」

あー、ダメだい。このクラスに居たら#name#までアホに侵食されちまう…
帰ったらオレがしっかり浄化してやるよい。

「はい、ここまでだい!」

そうやって要らぬ疲労が蓄えられた処で、オレは授業の終盤に取り掛かった。

「隣同士、交換して答え合わせするよい。ズルはするなよい…」

《《はーーーい!!》》

ったく、変な処で意気投合してんじゃねぇよい…
まぁ、間違いなくズルはするんだろうが…

「言い忘れてたが、五十点以下の奴は居残りだからねい」

《《はぁーー!!?》》

だから何なんだい、このクラスの変な団結力はよい。そうしてオレは、諦め半分に答え合わせを始めて数分後、何やら#name#が、ビクリビクリと体を跳ねさせているのが目に留まった。

オレは答え合わせをしながらも彼女の様子を凝視していると、どうやら隣のアホ野郎に何かされているようだ。

一体何をされているんだと、気付かれないよう背後から近付けば…

《おい、書き直せよ》

《ダメだよ…痛いって!》

《あ゙?てめぇ…いいからマル付けときゃいいんだよ》

《痛っ!バレちゃうよ…ダメダメ》

はーん、あのアホ、#name#にテストの改ざんをさせようとしてるのかい。
まぁそんな事は想定内だが、その前に…

「おいっ!てめぇ、#name#をシャーペンで刺すんじゃねぇよい」

「うぉ!突然後ろからデカイ声だすなよ…ビビるだろ」

「煩せぇんだよい、ゾロ、お前居残り決定だよい」

「なっ!?勘弁してくれよ…」

「他の奴等も改ざんらしきもん見付けたら、只じゃおかねぇよい」

《《げぇーー!!》》

「ふん。#name#大丈夫かい?怪我は?」

「大丈夫です」

「ん、そうかい」

彼女は大丈夫だと言っているが、明らかに#name#の腕には刺された形跡が見受けられた。

あのアホクソ野郎…赤くなってんじゃねぇかい!
あいつには血ヘド吐く程の宿題を出してやるよい。

そうして集められたプリントを確認していくと、満点はクソ生意気野郎と、#name#だけかい。
後は、威嚇が効き過ぎたか…半分以上が居残りじゃねぇかい…

何で居残りなんて言っちまったんだい。クソ面倒くせぇよい。帰りが遅くなっちまうじゃねぇかい…

憂鬱な溜め息を吐きながら、チラリと彼女に視線を向ければ、まるでオレの憂鬱を吹き飛ばすかの様な天使の微笑みを向けてきた。

おぅ。頑張るよい!
お前はオレの癒しだよい!
オレはそんな彼女に元気をもらい、今日もこのアホ共に立ち向かうのであった。





えーっと、お仕舞いです(´ж`)
マルコスキー様こんなんで満足して頂けたでしょうか??

また何かリクエスト御座いましたらどうぞ遠慮なくヾ(・ε・)

それでゎこんな駄文をお読み頂きありがとうございましたm(__)m


2011/08/16







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