リクエスト キリ番 | ナノ

過去clap マルコの待ち受け


お相手はマルコ先輩です!

☆マルコの待ち受け☆


「なぁ、頼むよい」

「いっ、嫌ですよ」

そんな恥ずかし過ぎます!
絶対いーやーです!!

彼女のダメ出しは、日常茶飯事だが、今回はどうしても、嫌、何がなんでも聞き入れて欲しいんだよい!

「頼むよい!!」

「あ!ちょっと強気に言ってもダメなものはダメですよ!」

「…チッ」

「舌打ちしましたね!?」

もう絶対聞いてあげません。酷いです。最悪です。鬼バナナです。

などと、エンドレスにオレに罵声を浴びせる彼女。
最後のは、聞き捨てならねぇが…今は下手に出とかないといけねぇ。我慢だ。

「頑固だねぃ…そんなにダメかい?」

「はい!そんなにダメです!」

「わかったよい」

「わっ!諦めてくれるんですか?」

珍しいだの、良い子ですだの言って油断している彼女の胸を鷲掴みしてやった。
油断禁物だよい。

「きゃー!ぶっ飛ばしますよ!」

ったく、日に日に物騒な事を口にしていく彼女に呆れた溜息が出た。
誰だい!?彼女に変な言葉を教えてんのはよい!


そして、只今深夜三時。
もちろん彼女は爆睡中だ。
彼女がぐっすりと眠るまで、寝た振りをかましてこの時を待っていた。

オレは愛の営みの後は、彼女に服を着させない様にしつけている。

従って、現在彼女は何も身に付けていないという訳だ。

「………カシャッ」

フフッ…やったよい。






数週間後…

「あ、マルコ先輩!電話鳴ってますよ!」

「誰からだい?」

「えっと、サッチ先輩です!」

「かけ直すって伝えてくれぃ」

「はい、わかりました」

手が放せなかったオレは、彼女にそう頼んだ…のがいけなかった…

「きゃーーー!!!」

「なっ!?どうした!?」

「こ、こ、これは…」

何ですかー!!!!!?
驚愕の声をあげる彼女の手には…オレの携帯電話

「げっ…」

「げっじゃないですよ!!すぐに!今すぐに消して下さい!!」

「い、嫌だよい!」

消してたまるか!これはオレの宝物だい!素早く携帯を奪い死守する。

その間も、あの手この手で携帯を奪おうとするが、オレの方が一枚も二枚も上手だ。
彼女が敵うはずもない。

死闘の末、無事守る事の出来た携帯電話。

その画面にはぐっすりと可愛い顔で眠る彼女。もちろん裸で…

オレの宝物だよい!!







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