リクエスト キリ番 | ナノ
過去clap ウォータープルーフ
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お相手はマルコ先生です!
今日も一日が終わり、彼女と共に床に就いて数分。
いつも腕枕をしてやればものの数分で眠りに就く彼女は、今日はどうやら寝付きが悪いらしくもぞもぞと寝返りを繰り返している。
「どうした?眠れないのかい?」
「マル…何かお話して下さい」
「ん?話?」
「はい…後ちょっとなんですけどね」
「ククッ、後ちょっとって何だい?」
「んー、九段階で例えると…中の上眠たいです」
「中の上…それは上の上で寝ちまうって事かい?」
「はい…多分」
「ククッ。曖昧だねぃ」
「お話…」
「あぁ…じゃぁ未来の話でもするかい?」
「未来の…話?」
「あぁ。まずは…卒業したら結婚式だろい?」
「結婚式っ!それから!?」
「…あ、あぁ。何色のドレスが着たい?」
「ドレス!えーっとですね、うーん…白は絶対でしょ?次は…薄いブルーもいいですね!それと…」
「あーまぁ考えとけよい。じゃぁ…新婚旅行はどこ行こうかねい?」
「新婚旅行!?えーっと、うーんっと、ヨーロッパもいいけど、南国もいいですね。あっ、でも…」
「……まぁ考えとけよい。」
「ぇ?は、はい。あっ!じゃぁ子どもは?マルは何人欲しいですか?男の子?女の子?」
「ん?あー、どっちでもいいよい…後何人でも」
「もうっ!私は両方欲しいです。マルにそっくりな男の子と、私に似た可愛い女の子」
「自分で可愛い言うなよい…」
「へへ。」
「ククッ…楽しそうだねい」
「はいっ!マルとの未来のなんて何時間でも妄想できますよっ!」
「そうかい……なぁ…今何段階だい?」
「え?何がですか?」
「…眠さの…段階だよい」
「あー!もう全く眠くないです!下の下ですょ!下!」
「……失敗したよい」
「ん?マルマルっ!続きしましょ?続き!」
「いや…オレは…もう眠いよい」
「ち、ちょっと!マルー!」
先程までの眠気はどこへいったのやら、彼女は未来話にノリノリで食い付いてくる。
いや、もう寝てくれよい…
そう切に思いながら、話の振りを間違えたオレは、自分で話しておきながらなんだが、どんどん興奮していく彼女が霞んでくるくらい急速に眠気に襲われていた。
「あーん!もっとお話しましょうよ!?」
「…また…今度な…」
「いやっ!寝ないでくださいよ!ちょっと!マルー!」
そんな彼女の叫び声を、薄れいく意識の中で僅に捉えたが…残念ながらオレの目が再び開く事はなかったのだった。
「な、なんだいこれはー!?」
「罰ですよ罰!私を置き去りに寝るからです」
「なっ!?…と、とれねぇじゃねぇか…これ」
「ウォータープルーフですからね!」
「なんだいそれは?」
「ふん。教えませーん」
「あっ!おいっ!」
オレは朝から洗面台で絶叫した。
そうだよい。お察しの通り顔中に落書きされてたんだい。
「おいっ!とれねぇよい!!」
「ふふ。ウォータープルーフですからね」
「だからなんだよい!ウォータープルーフってよいっ!」
貴重なお時間頂き、拍手下さいましてありがとうございましたm(__)m
そして毎度毎度毎度、駄文をお送りしてすみません(θжθ)
はい。
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