MIX | ナノ






灰崎×黄瀬

※閲覧は義務教育終了者のみ
※ぬるくても突っ込んでる
※内蔵フェチ×糞ビッチ野郎
※気持ち中三だから怖しい






内蔵とは生命を司る物だと、この男は言う。
単に内臓といえども名称も役割も全てが異なる。それが唯一共通して、ただ生を全うするためだけに動くのだ。一つの器の中で個々の動きが繋がり人間は働く。それが美しいと、灰色の男は言うのだ。


「男には子宮がねえんだ。子宮っつうのはさ、赤ん坊が育つところで、生きとし生ける物の本能は生殖、っつうか子孫を残すことだろ。つまり子宮ってのが内蔵の根源っつってもカゴンじゃないわけだ。だってそこで全部作るんだからよ」
「んっぁ…ショーゴくんうるさい、集中っしてぇ」
「聞けよ」
「あっああ!…や、そこぉ」


ぐん、と質量を押し込まれ喘ぐ。苦しい。苦しいけど気持ちいい。気持ちいい。


「その内蔵の根源である子宮が男にはねえんだ。ねえんだよ、いっとう大事なものが」
「そ、スね…ぅく」


空っぽのその証拠に、性器の先端は腸壁を容赦なく擦る。ぶつかる子宮なんて俺の中にはない。あるのはせいぜいゆるみ始めている腸と前立腺くらいだ。


「虚しいよなぁ。何のために生きてるって、そりゃ多分子孫残すためで、そのためのセックスだろ。セックスは気持ちよくなるように出来てる。じゃないと子供残そうなんて誰も思わないから」
「ひ、ぃあぁ!あ、ああん!も、だめぇっ」
「ちゃぁんと仕組まれてることなのに、逆らって、なんの生産性もねえことしてただヨガってんだよ」
「っはぁ、悪い…スか…?」
「いーや。アイシテルぜ、リョータくん」


下卑た笑いを浮かべた男が、ない子宮に向かって唾を吐いた。




内臓フェチで子宮超尊敬してるけど子宮ないお前とヤれるくらいお前が好きだぜ的な
130123




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -