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黒黄

異端であった。
「年ごろお慕い申し上げておりました。」
清らか過ぎる燭はまた同時に毒であった。
スズ虫の声もそろう指先の薄桃色も然り。
「貴方朱(アカ)、全然似合いませんよ。」
くすりと笑を浮かべるのはどちらであろうか。
目尻が僅かに地へ落ちる。熱は遠ざけたまま見つめ合う。
夜はまだ明けぬのだ。星はまだまだ高いのだ。


▼^▽^アヒィ
敬愛するひっちこ先輩(GS)の文章を模して書いてみましたらこれは酷い。
時代物。商家の病弱息子黒子と異人の町娘黄瀬(♂)。黒子に嫁ぎに来たよ。多分町中で見かけてはお互いに頬を染めてた系だけど黒<<<黄な感じで慕うレベルはだいぶ違う。
以下解説
・燭(色)=黄瀬の毛と目。まっきっき。眩しい。
・スズ=鈴=涼(太)。特に意味はない。玲瓏とは実渕的に言えなかった。
・朱=口紅。朱色かなあって思うけどシュよりアカの方が語感が良いので。
このあとがきの方が長い感じもひっちこ先輩愛してる孫にしたい。


2013.05.13 (Mon) 21:26




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