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緑黄

「止まないっスねぇ…」

激しい雨粒が降る。
黄瀬は軒下から天を見上げてため息をついた。緑間は何も言わず、諦めの表情を浮かべていた。
見えない隔てが目の前にあるような気がして(実際は頭上の軒だが)黄瀬は手を伸ばす。一瞬のうちに袖口まで濡れた。突然の行動に、緑間は静かに驚いた。自分から濡れにいくなんて正気か、縁取りの長い彼の瞳は呆れを含んで隣の男を見た。

「、何をする」
「緑間っちに見られたら、つい」

黄瀬は衝動的に緑間の唇に自分のを押し付けた。
非難の声をさらりと笑ってやりすごす。緑間はふい、と目をそらした。


▼飽きた
特に理由はないんです


2013.04.13 (Sat) 14:43




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