▽物書きさんに贈るバトン

(しずく+α)



ふうわりとなびく髪は柔らかな猫っ毛で、宿って揺れる陽光は花に遊ぶ小さな蝶たちの姿を思わせた。
ふと振り向けば焦茶の瞳が意志の光を携えて輝き、楽しそうに細められる。それに合わせて微笑んだ唇の淡い紅色が目について、しずくはその眩しさに思わず目を細めた。
居るだけで空間を華やがせる力を羨んで、小さく感嘆の息をこぼす。

そんな彼女の傍らで、輝きなら己が主とて負けぬと去っていく花にそっぽを向いた。





3.美少女を、美しい・可愛い・麗しい・可憐など、一言で表せる言葉を使わずに表現して下さい






誰だこのしずく馬鹿は(笑)

(090725)