▽物書きさんに贈るバトン (未狭) さんさんと降り注ぐ陽光が、立ち並ぶ店のショーウィンドウを明るく照らす。 眩しさに負けて潜り込んだ廂の下では、摘み立ての果実たちが我こそがとばかりにきらきらと輝き合っていた。 その鮮やかさに誘われるように集う人々のざわざわとした喧騒に辟易して、未狭は大きくため息をつく。 もともとこういった明るさや賑やかさは苦手なのだ。 肩を落としながら見た足元、くっきりと写し出された闇の色が、ひどく恋しい。 8.オノマトペ(擬音語、擬態語)を用いて晴れている日の街並みを表して下さい クロバット♂、未狭。 (090803) |