首筋を這うぬめりとした感触に肩を震わせる。 離れたくてもW兄様に後ろから抱きしめられている為動けない。
「ふぉ、兄…さま、あっ」
何度も名前を呼び止める様にお願いしてもW兄様はまったく反応を示してくれない。 目を閉じ舌の先に全てを集中させているW兄様に眉を下げる。体が熱い、きっと顔は真っ赤になっているだろう。 髪の毛を掻き分け頭皮に直接W兄様の舌が当たる感触を感じ目を見開く。
「やめ、そこはきたな、いです…よ!」 「毎日洗ってるだろ」 「ですが、ッ、イタッ!」
ブチブチィッ。 毛穴から髪の毛がいきなり抜かれる。一本なんかの痛さではない、軽く五本以上は抜かれたのではないだろうか。 皮膚を引っ張れる痛さに身を固くする。目を動かし後ろに居るW兄様を見て思わず驚愕した。 W兄様はまるで草食動物が草を食べるかのようにムシャムシャと私の髪の毛を食べていたのだ。Vとお揃いのピンク色の糸がW兄様の口の中に消える。
「W兄様!食べ、食べちゃ駄目です!」
慌ててW兄様に叫ぶがそれもむなしくW兄様の喉が上下に動く。食べ、髪の毛…飲み込んで、!? あまりの事に動揺しているとW兄様が私を睨んできた。文句でもあんのか、あ?、と言ったような目つきだ。
「ハッ、間抜けな面」
W兄様は鼻で笑い口の端を上げるともう一度私の髪の毛を唇で挟んだ。 またくるであろう痛みに私は違う意味で肩を震わせた。
はるなさんから相互小説として素敵すぎるWをいただきました!髪を引きちぎるシーンがとてつもなくツボです。たまりません。口元の筋肉が弛みっぱなしです。うへうへ。Wはこれぐらい変態だと私が嬉しいです!
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