第十二花 あとがき

夢小説にかかわらず、夢主がほぼほぼ喋ってません← なんてこった。

代わりに出ずっぱりの牡丹さんです。少しずつ重い話になりつつありますが……。

そろそろ甘さを……甘さを……とか思いながら書けたのが沖田さんと夢主の回想シーンやらアイコンタクトやら……。

甘くねぇ……(。-_-。)

そんなことを考えながら書いていたこの章。薫が原作とは違う方向に迷走始めている気はするんですが、まあ千鶴との絡みは出せたから、この先誰かしらがその辺りは説明するんでしょう、きっと。

夢主の一族の話にもここくらいじゃないと触れられなさそうなのでここで触れました。ここで触れておかないと、多分この先置いてきぼりくらわせてしまいそうだったので……。千鶴ちゃんも少しずつ知ることになると思います。


さて、薫と夢主と沖田さんの関係性に関してなんですが。

薫って多分、千鶴がどうこうじゃなくて沖田さんが気にいらないんだと思うんですよね。私の勝手な解釈なんですけど。

だって他のルートに顔出しても邪魔しに来ないじゃないですか? 大暴走する綱道さんとか風間さんとかはあちこちにいるけど、薫が大暴走するの、後にも先にも沖田さんルートだけですもんね……。
アニメとかだといろいろこう……不憫なんですけど、いろいろと……。それはそうと、多分沖田さんのことを好きになった妹が気にいらないから二人とも苦しめばいい云々なのが沖田さんルートなんだろうと思うわけです。

それが(真偽はともかく)許嫁の夢主が気にいらない相手を好きになるのも気にいらないかなーとか思って……こんな流れになっております。


千鶴ちゃんが平助くんルートなので、先のことはまあ、という感じですが、その解釈だと薫があの二人を邪魔することはきっとないと思われます。ねじ曲がりすぎて邪魔する可能性は否めませんが(大筋は決まっていても細かいところがどうなるかは私もわからないので←)


とりあえず、そんな私の自己解釈を前提に話が進んでいくので、ということもここで書いてみました。

夢主の変化(どのページとは言いませんがこの章の中での)に関してはこの先触れていく予定ですので、お待ちいただければと思います。




最後に、この章の花の名前ですが、十五夜草とは紫苑の別名になります。鬼の醜草[しこくさ]という方が通じる人は多いでしょうか。夢主の一族の頭領に代々伝わる別称になります。鬼が嫌がる草、ということで、鬼を制することができる者だということを象徴する別名でもあります。

そこにもう一つ、別名が「思い草」でして。次の章に近いかなとか思いつつも、お互いに心配しあって思い合ってるのは間違いでもないですし(夢主意識ないので沖田さんと千鶴ちゃんが一方的に、なのは否めませんが)。

霞原の一族の秘密と夢主を思う人々。そんな2つの意味を込めてのこの章題です。

2017/12/15(金) 16:27
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