1:名無しの審神者
どういうことっすかね

2:名無しの審神者
こっちが聞きたい

3:名無しの審神者
なに?イッチはブラック本丸の引継ぎなの?

4:名無しの審神者
>>3 そっす。審神者の適正を見出されたっすけど新しい本丸を与えられるんじゃなくブラック本丸を引き継いだ。
でもそこの刀剣男士たちがめちゃくちゃホワイトで困ってるとこです

5:名無しの審神者
政府がブラック本丸って言うくらいならそれなりの事があったんだろうけどな。
とりあえずコテとスペックよろしく

6:名無しの審神者
っていうかスレタイ何なのwwwおたまとフライパンwwww

7:山籠もり
コテはこれでよろしくっす。本丸に来る前日まで山で修行やってたですよ。
色々あって親に捨てられた後山奥の寺で同じような境遇の兄弟たちと暮らしてた。
そこに政府の人がやってきて自分と他数人に審神者としての適性があったということで審神者になることにしたんすよ。
ぶっちゃけ家、っていうか寺っすけど、貧乏も貧乏で資金繰り大変なのは自分たちも分かってたっすからね。
政府の方に家への援助をこぎつけて自分たちは審神者になることになった・・・のはいいんだけれども。
自分の兄弟たちは新しい本丸をもらえたんですが自分だけなぜかブラック本丸の引継ぎに。

20歳女、霊力は結構ある方、らしい。
血のつながらない兄弟たちに囲まれてたくましく成長してるので刀剣男士も怖くない!っていう意気込み。
何らかの為におたまとフライパン装備。

8:名無しの審神者
ツッコみどころ多いが、山籠もり・・・お前捨てられたとかさらっと・・・

9:名無しの審神者
っていうかお前ら!おにゃのこだぞ!!!

10:山籠もり
>>8 自分の両親はクズだったっすよ。父親はパチンコサイマーの暴力男で母親は色狂い。
正直捨てられてよかったとも思ってる。

11:名無しの審神者
とりあえず山籠もりはブラック本丸を引き継いだんだな?
そこがブラックじゃなくてホワイトだったと?

12:山籠もり
引継ぎ審神者っす。ブラックと聞いていたので凄い気を張っていったのにめちゃくちゃホワイトっす。
ブラック本丸については研修でよーく話を聞いた。
性暴力含めた横暴な扱いっていうのを聞いていて心を持った相手に何てことを・・・って思ったのと同時に暴力振るう父親と不倫まみれだった母親思い出してちょっと苦しかった。
実父から殴られた程度、見てしまっただけの自分がこんなに苦しいんだから被害者の刀剣たちはもっと傷ついてるんだろう。
自分はそう思って、何が出来るかを考えたっす。
それで自分なりの答えを見つけて準備に半年かかったけれども本丸に乗りこんだら藤四郎兄弟たちと目が合ったっすよ。
自分も彼らもポカーンってなったよね。
すうっと息を吸い込んだ瞬間、藤四郎兄弟たちが「主様!!」って言いながら抱き着いてきた。

どうしてこうなった?

13:名無しの審神者
行くのに半年って何してたんだ?

14:名無しの審神者
13>> ヒント:コテ

15:名無しの審神者
それヒントちゃう、答えや

16:名無しの審神者
それにしても本当にどうしてそうなった?
ブラック本丸に行くとよく刀剣たちに刀向けられたとか攻撃されたとか聞くけどな。

17:名無しの審神者
下手すると殺される審神者もいるってんだから性質悪い

18:山籠もり
>>16 ぶっちゃけ自分もそれを予見してたっす。だから準備もしたし装備も持ったっすよ。

19:名無しの審神者
何でお玉とフライパン?

20:山籠もり
死者の目覚めとか出来るかなーって
自分テイルズ好きっす。デスティニーとシンフォニアとレジェンディアがスリートップっす
エクシリア2はガチ泣きして兄弟にドン引きされたいい思い出もあるっすよ。

21:名無しの審神者
レトロゲー好きか

22:名無しの審神者
それより今山籠もりはどこで何をしてるんだ?っていうかスレ立ててる余裕あるのか?

23:名無しの審神者
テイルズすきーか。俺はシンフォニア派だな
山籠もりと話が合いそうだ

24:名無しの審神者
俺ハーツ
ってそこの話をするとこじゃないな

25:山籠もり
藤四郎兄弟に「主様の部屋です!」って言われた部屋にいる。
外で誰かがそわそわしてるのが気配で分かる。

26:名無しの審神者
山籠もりは一体何の修行をしてたんだ?半年間も山籠もりとか20歳の女がすることじゃないだろ

27:山籠もり
武術とか精神統一とかそういう感じっすかね。
相手の痛みを知るには相手の攻撃を受けるべきだと思ったので盾替わりのフライパンも持ったっす。
殴りあうことで目覚める友情もあると思ったし相手の痛みも受け止められると思ったんだけどなぁ。
半年の修行の成果が活かせなかった・・・折角歴史修正主義者も倒せるようになったのに・・・。

28:名無しの審神者
山籠もりがサラッと凄いことを書いてる件について

29:名無しの審神者
え?歴史修正主義者と戦ったの?勝ったの?

30:山籠もり
今も外に誰かいる気配があるっすね。
開けた方がいいっすかね、これ。ここの刀剣男士たちからは敵意とか全然感じないんすよ。

後ついでに安価やるっす。
出たところに居た人にすること
>>40

31:山籠もり
戦ったっすよ!山で修行してたら出くわしたっす。
勝たなきゃ死んじゃうし死に物狂いで戦ったら勝てました。人間やれば殺れる

32:名無しの審神者
安価来た!!ちかい!けど人少ないからこんなもんか

33:名無しの審神者
何でここで安価やるんだよwwwwその根性はすげえけどwww
安価なら「一発やろうぜ」ってフライパンを見せる

34:名無しの審神者
ksk

35:名無しの審神者
ksk

36:名無しの審神者
私と殴り合いしませんか?って首をかしげながら言う

37:名無しの審神者
開けないという選択肢はないのかお前ら。



安価ならやらないかって服の前を開けながら言う。

38:名無しの審神者
無難に挨拶

39:名無しの審神者
安価なら37

40:名無しの審神者
安価なら↑

41:名無しの審神者
安価ならおはな死

42:名無しの審神者
決まったか・・・死ぬなよ山籠もり

43:名無しの審神者
やらないかwwwwお前wwwww

44:山籠もり
オッケーっす。任せるっすよ!どうせ胸何てささやかなもんっす。ブラジャー見られた所で痛くも痒くもないっす。
山籠もり、いっきまーす!

45:名無しの審神者
喰われるなよ!!








60:名無しの審神者
山籠もり遅くね?

61:名無しの審神者
まさか喰われた?(意味深

62:山籠もり
ただいまっす。お待たせして申し訳ないっす
とりあえず藤四郎兄弟と部屋の外に居た人とは話せたっすよ。何かめちゃくちゃピュアホワイトでこっちが恐縮してるとこっす

63:名無しの審神者
おかえりー。
ブラックなのにホワイトとはこれいかに

64:山籠もり
書き溜めもしてあるので投下するっす。

安価決定後スッと立ち上がる自分。障子の向こうの人影がびくっとしたのが分かった。前のボタンをはずして準備オッケー。
障子を開けながらドヤ顔で「やらないか」
眼帯付けたイケメンがいたっすよ。ポッカーンてしてたけど。
それで目元が自分の胸に行ったときに顔を真っ赤にしたかと思うと自分が着てたジャージをすっごいスピードで脱いで自分に被せてくれたっすよ。紳士でした。
眼帯「女の子がそんな恰好したらダメじゃないか!」
やらないか、に関してはスルーされたっす。山籠もり悲しい。
眼帯さん曰く審神者の部屋は主の許可がないと入れないらしく、声をかけるかどうか迷ってたところに自分が服の前開けて戯言言い出したのでテンパったみたい。

65:名無しの審神者
CCP!CCPじゃないか!

66:名無しの審神者
かっこよく決めたい男はブラックでもかっこよかったな。

67:名無しの審神者
っていうかやらないかに関してはツッコみなしなのな。
山籠もりもノリノリじゃねえかw

68:山籠もり
CCP?燭台切さんとか言ってた気がするっすが。

そのあと藤四郎兄弟の薬研藤四郎、厚藤四郎、前田藤四郎、平野藤四郎の四人が障子があいたことに気付いてやってきた。
そんでちょっとおしゃべりして部屋に戻った←今ここ

69:名無しの審神者
それにしても安価不発かー。残念だな。
CCPはキャンドルカッターピカチュウの略。燭台切のあだ名みたいなもんだ。

70:名無しの審神者
そこの本丸に誰がいるかにもよるけどな、CCPはオカン属性だし仕方ないんじゃないか?

71:名無しの審神者
とりあえずちょっとお喋りの部分kwsk

72:山籠もり
燭台切さんってオカンなんすか?
すっごい端正な男前!って感じのお兄ちゃんでしたが。

73:山籠もり
山「何で皆さん自分を歓迎したっすか?」
燭「何でってずっと主を待ってたからだよ」
薬「そうだぜ。半年も来てくれないとか酷いぜ、たーいしょ」
厚「本当だよな。でもこうして来てくれたしよかったよ」
前「はい。これから精一杯お守りさせていただきます」
平「よろしくお願いいたします」
山「アッハイ」

こんな感じだったっすね。

74:名無しの審神者
本当にそこブラック本丸か?

75:名無しの審神者
山籠もりめっちゃ歓迎されてるじゃねえか。

76:山籠もり
夕飯も持ってきてくれるみたいでありがたいね。

77:名無しの審神者
え、大丈夫か?毒殺とか・・・

78:名無しの審神者
刀剣たちは飯に変なモン入ってるとすぐわかるらしいぜ

79:名無しの審神者
そりゃあ神様ですしおすし

80:山籠もり
刀剣男士って凄いっすねー。
自分は毒入ってるかは分からないっすが山籠もりの成果かある程度の毒なら耐性ついたっす。
基本的に焼けば食えるっすよ。
後自分これからどうしたらいいっすかねぇ。

81:名無しの審神者
安価!と言いたいところだけどブラック本丸だしな。

82:名無しの審神者
とりあえず飯には気を付けろよ。後審神者の部屋が結界だっていうなら無駄に出ない方がいい。
出来れば何で受け入れたのか聞ければいいけどなぁ・・・。

83:名無しの審神者
何かCCPと藤四郎兄弟見てると悪意はなさそうだけど元ブラックだし何とも言えないよな。
っていうか何気に山籠もりすげえ。毒に耐性ってなにそれ

84:山籠もり
皆ありがとうっす!80ちょっとしか進んでないけど話を聞いてもらえて大分楽になったっすよ。
刀剣たちと話をして、また何かあればここに書き込むっす。

85:名無しの審神者
おう、気にするなー。
気を付けろよ!山籠もり!

―――

「それ」に最初に気付いたのは誰だったろうか。
前任の審神者が死に霊力の供給が絶たれた本丸は、緩やかに死へ向かっていた。
空は曇り庭は荒れ果て、誰もが死を覚悟した時だった。

ゆっくりと、霊力が流れ込んできたのだ。

最初は細い糸のようだったそれは確かに審神者からの霊力で、僕らは初め「また人間がくるのか」と警戒をしていた。
しかし一日経っても二日経っても、一週間を超えても審神者は姿を現さなかった。
それでも霊力だけはきちんと流れ込んでくる。日に日に霊力の供給も増えて僕たちはまた活動できるまでに回復することが出来た。
それは、僕たちが今までに受けたことがないほどの温もりに満ちた霊力で、五虎退君が泣き出したのもよく覚えている。
厚い雲は徐々に切れ目が出、太陽が見え始めた。
荒れ果てた庭は一日毎に元の美しい姿へ戻り始めていた。

そこで誰かがこれは審神者の霊力のおかげだと呟いた。
霊力一つでこんなにも変わるのか、と僕は驚いたが、確かにそれは審神者が僕たちを顕現するために使う霊力だった。
その日から僕たちは審神者がやってくる日を待つことにした。
畑を耕して、馬の世話をして。
勝手な出陣は出来ないけれど、審神者がやってきたらすぐにその人の役に立てるように準備をし始めた。
そして、その日はやってきた。

「たのもー!!」

玄関の方から聞こえてきた女の子の声と短刀達が「主様!」と呼ぶ声。
慌てて玄関へ向かったら既に部屋へ案内した後なのか新しい主らしい女の子の霊力だけが漂っていた。
それは確かに今まで感じていた温もりに溢れた霊力で、今までの霊力供給がやってきた女の子からだというのをすぐに理解する。
「燭台切の旦那。大将なら部屋まで案内したぜ」
「・・・どんな子だった?」
薬研君にそう尋ねると彼は首を一つ傾げ、変わった女だと答える。
「何か両手に調理用の器具持ってたしな。でもそれ以外は普通の女だったぜ」
一体どんな子なんだろうか。
そっと審神者の私室へ向かうと中から人の気配がする。向こうもどうやら僕に気が付いたようだ。
どうやって声をかけようか。
ここの刀剣たちは前任の審神者を殺した。
きっとこの子は僕たちを警戒しているだろう。そんな中で声をかけた所で通じるのだろうか。
そう考え込んでいると審神者がスッと立ち上がったのが分かり、思わず肩を揺らす。
怖がらせないようにしないと。薬研君は普通の女の子だって言ってたし。
障子が勢いよく開いた。女の子と目が合うと同時に彼女は得意げな顔になって「やらないか」と言う。
・・・え?
一体なんなんだ・・・と思わず目線を下に下げれば胸元が開いている。
慌てて内番衣装の上着を脱いで女の子に被せる。
「・・・安価失敗っす」
よく分からないことをボヤいていたが粟田口の4人も集まってきて少し会話をする。
僕たちはいわゆるブラックと呼ばれる本丸に居たから、女の子はぽかんとしていた。
「他のみんなへの挨拶は夕食終わってからの方がいいっすかね」
「そうだね。僕が大広間へ集めるから終わったら来てもらってもいいかな」
「それで問題ないっす。あ、もちろん斬りかかってきても大丈夫っすよ!自分、みんなの痛みを受け止める覚悟はできてるっす!」
そう言ってなぜかフライパン、と呼ばれる調理器具を見せる女の子。
「斬りかからないから安心してよ」
「そっすか?」

女の子ってこんな生き物だったっけ?
刀だったころを思い出そうとする。
僕は彼女の部屋の障子をスッと閉めて厨へと向かった。

―――

172:山籠もり
何かここの本丸は珍しいパターンだったらしいっすよ

173:名無しの審神者
山籠もり!無事だったか!

174:名無しの審神者
珍しいパターンってどういうことだ?

175:山籠もり
書き溜めてるから少し開けておいて欲しいっす

ブラック本丸に所属していた刀剣男士たちはほとんどが荒御霊のような状態になってしまい手が付けられなくなってしまうのがほとんどらしい。
だからブラック本丸を引き継いだ審神者が殺されたりだとか大怪我して帰ってきたりとかそういう事件が後を絶たないんだけど、自分が引き継いだ本丸の刀剣たちは何故か荒御霊化してなかった。
・・・どころか神力万全で明日からでも出陣出来ちゃうような状態。
どういうこと?と思ってたら、配属されてから半年経ったっていうのが珍しかったらしい。
自分引継ぎを言い渡されてから担当さんに「彼らを受け止められるようになるまで修行がしたい」と言ったんだ。そのまま本丸との霊力契約はしたまま山に籠った。半年。
おかげさまで霊力も増したし攻撃力も上がったし、これならいずれ魔神剣も放てるようになるかもしれない、お玉で!とか思ってたんだけど、その修行のもう一つの効力があった。
っていうかそれを誰も知らなかった。
元々自分は本丸が維持できるように霊力を送っていたっすが、修行のおかげでその霊力のパイプがどんどん太くなってたみたい。

176:山籠もり
ここからは彼らと話した会話
燭「君がやってくるずっと前から、君の温かい霊力に触れていたんだ。だから僕たちは君を主と認める。・・・君が前の審神者と違うことくらい霊力を感じればすぐわかるよ」
山「いや、それにしたってすぐ信じるとか信じられないっすよ、もっとこう・・・人間め!とか言いながら斬りかかってくれてもよかったっすよ。自分にはそれを受け止める義務があるっす」
薬「いや、俺たちを地獄から救ってくれたのは紛れもないアンタの霊力だ。斬りかかるなんて無礼できないぜ」
山「ファッ!?」

この子たち大丈夫か?ってくらい自分を信じてくれてて何かいたたまれなかったっす。
五虎退君が「主様の温かい霊力が嬉しかったんです」って泣き出して自分も何か泣けてきた。五虎退君抱きしめてわんわん泣いたっす。短刀君たちもつられて泣き始めた。
父親に殴られたときも、母親にえげつないせっくるシーン見せられた時も泣かなかったのに、何かこの時は凄い泣けた。
短刀たちが自分の子供の時の姿に重なって「ぜってえこの子たち守るっす!命に変えても!」って心に決めた。

今は部屋に戻って短刀君たちと畳の上でゴロゴロしてるとこっす。
質問あるっすか?

177:名無しの審神者
霊力に人柄って出るんだな・・・。半年も山籠もりしてたのはどうかと思ったが結果的にそれがいい方向につながったわけか

178:名無しの審神者
っていうか山籠もりもサラッと過去のつらい話を入れるなよ!俺らが泣きそうになるわ!

179:名無しの審神者
というかその喋り方は地だったのか。
お玉で魔神剣wwwwwどんだけテイルズすきなんだよwwwww

180:山籠もり
>>177 そうみたいっす。自分のはとても暖かな暖色系だって燭台さんが言ってたっす。何か照れるっす。
半年間自分の霊力を受け続けて、それがとても暖かかったから早く来ないかとうずうずしてたと言われて少し申し訳なくなったっすね。
山籠もりの修行が楽しかったとか口裂けても言えないっす。

>>178 気分を害したなら申し訳ない。自分にとってはもうそのことは過去であってどうでもいいことなんすよ。
過去のことでうじうじ悩むくらいなら自分を拾ってくれた親父殿に親孝行するっす。

>>179 何か気づいたらこの喋り方だったっすよ。
魔神剣!テイルズ好きの夢っす!お玉振るのに合わせて霊力放出したら出来るかもしれないっすね。明日試してみるっす。

181:名無しの審神者
あー、でも魔神剣にあこがれる気持ちは分かる。俺木刀持って練習してたら近侍のまんばに見られた。
すっげえ冷たい目だった。

182:名無しの審神者
>>181 元気出せよ

にしても山籠もりは前向きだな。親父殿っていうのは山籠もりを拾ってくれた寺の人か?
気分を害する?んなわけねえだろ!おっさん、応援したくなるわ!頑張れよ山籠もり!

183:山籠もり
>>181 おお!同士っすね!今度ぜひとも一緒に魔神剣練習したいっすね。
まんば・・・っていうのは山姥切国広君でいいっすか?

>>182 そっす。自分は敬意をこめて親父殿って呼んでるっすよ。
寺に住んでた兄弟たちはみんな自分と同じように捨てられたり酷い扱いされてきた子が多かったっす。
自分はその中でも年上な方だったので人の面倒見るのは好きっす。短刀君たちはかわいいっすね。今からめいっぱい甘やかすっすよー!
これからもがんばるっす。

184:名無しの審神者
山籠もりの前向きな姿勢で視界が歪む

185:名無しの審神者
>>184 おまおれ

186:名無しの審神者
何だよ、俺が増殖してるじゃねえか

187:名無しの審神者
山籠もり、今から大変なこともたくさんあると思う。
辛くなったらいつでもここに来いよ!

―――

パタンとパソコンという機器を閉じた主が「仕方ない子たちっすねぇ」と言いながら布団を引っ張り出す。
それはおそらく彼女の部屋で寝こけてしまった短刀達への言葉だろう。
「えーと、このままでいいのかい?」
「無理に起こすのも可哀想っす。掛け布団あれば雑魚寝も楽しいっすよ」
そう言って笑う主は本当に普通の女の子だ。
「燭台さんも一緒に寝るっすか?自分は雑魚寝慣れてるから平気っすよ?」
主の爆弾発言に口の中のお茶を吹き出しそうになるが何とか飲み下す。
「・・・・・・女の子がそういうこと言っちゃダメだよ?」
「ん?ああ、そういうことっすか。申し訳ない」
がりがりと乱雑に首の後ろをかく主は女性らしさは少々欠けている。
「みんなが受けてきたこと、きちんと聞いたっす」
秋田君のふわふわした髪の毛を撫でながら主がそう言う。短刀達を見る彼女の眼はまるで母親のようだ。
「自分も暴力受けたりしたことあるっすから、少しはみんなの気持ち、分かるつもりっすよ」
「・・・主、も?」
「血のつながった父親が暴力クソ男だったっす!」
はははと笑い飛ばす主はとても眩しい。
その霊力は前任者が纏っていたドス黒いものとは全然違う、温かみのある霊力だ。
「それで母親は不倫ばっかの色狂い女。ま、捨ててもらって万歳っすね」
辛いであろう過去をあっけらかんと話して、何でもないことのように笑い飛ばす主。
「自分たちは今日が初めましてっす。だから、何かあれば小さいことでもなんでも言ってほしいっす。辛いことがあればみんなで話して解決しなさいって言うのが親父殿の口癖なんで」
確かに僕たちと主は出会ったばかりだ。それで上手く行こうなんておこがましいにもほどがある。
「燭台さん、これからよろしくお願いします」

これからだから。僕も笑ってよろしくお願いします、と返した。




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