嗚呼、今、いや、気づけば白石君が好きすぎて堪らないんだけど。

どうしよう。白石君の後ろ姿見ただけで息切れと動悸がはんぱないんだけど。あの完璧な横顔見た瞬間とか、マジで視界がクラクラしちゃう。ああっ、クラクラって、白石君の貴重なお名前を二回も呼んでしまったよ。じゅんじゅわって口の中が焼け焦げそうだわ。やばい。今すぐ白石君の一部になりたい。

ってか、いっそのこと包帯になりたい。白石君の包帯になって、毎回捨てられても輪廻転生でまた白石君の包帯になってやる。あ、でも白石君の使い古した包帯を捨てるごみ箱でもいいかな。

もう、好きすぎて、白石って名前だけで私、絶頂感じそう。白石君みたいに「絶頂ー」って叫びたいけど、やっぱり本家の白石君が言わないと駄目よね。
あー、叫んでくれないかな。
じゃあ、自分から白石君に話しかければいいって言うけど、無理。その前に絶対目は合わせられない。無理無理。あの顔と目が合ったら、呼吸困難になって死ぬ。もしくは、心臓発作で死ぬ。

「だから、影からこっそり白石君を見つめていようと思うんだけど」
「……それストーカーやで」
「だって、好きすぎてっ」
「本人にそう言えばええやん」
「はっ、馬鹿じゃないのかね謙也君。好き過ぎて、名前も呼べないに決まってるじゃないか!!」
「……あーもうええわ」
「ああっ、今日も白石君日記つけないとっ」

愛しすぎてストーカー






本当に、何を言ってるんだろうねスピードスターは!!

ストーカーじゃあなくて、見守り隊だからね!!!!



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白石君を想うヒロイン






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