私の彼氏はイケメンです。 誰がなんて言ってもイケメン。 苦手科目なんてないし、授業中も油断してないし、なんて言ったってイケメン。 彼が笑えば、彼の周りにぱあって花が咲いたみたいにキラキラするし、彼が話せば、それだけで地球が幸せになるでしょ。 たしかに、モテモテだから、ちょっとはヤキモチ妬いちゃうこともあるんだけど、そんな時に決まって、ぎゅうってしながら『俺にはお前しかおらんで』って言って囁いてくれるの。 みんなの前でキスされるのは照れるんだけど、あんなにカッコイイ瞳と声で「ええやろ?」とか言われたら、断る理由なんてないもんね。 「いいよ」って私が言ったら、啄むような口づけをしながら、息の途中で、『好きやで』って言ってくれるの。 そんな風に言われるだけで、心臓がキュンってなって、痺れるくらいになって、嗚呼、本当どうにかなっちゃいそうっていう気持ちになるんだ。 「ね、彼って素敵でしょ」 「……」 「ねえ、聞いてるの?? 忍足君」 「そうやで。聞いてるか??」 あれ、忍足君がちょっとげんなりしてる気がするけど、きっと気のせいだよね。 あ、今、白石君がまたさっきより強くぎゅってしてくれた。 「ほな、次は俺があかりの好きな所言うからな?? 聞いとけな謙也」 「……もう知らん」 ねえ、大好きな白石君。 これからも二人でずっと一緒いようねって言ったら「二人で愛の頂点目指そうな」ってキスしてくれました。 『絶対に頂点目指そうね』 −−−−−−−−−−−−− 親愛なる友人のために今度は甘い白石君を . ← |