※会話文のみ



「ねえねえ幸村」

「なにあかり」

「どっちが勝つかな」

「俺的には白がいいな」

「なんで??」

「白って染めやすいじゃないか」

「……なんの話し??」

「で、お前は??」

「私?? うーん、赤がいいけど、白のほうが好きなアーティストいっぱいいるし……」

「……例えば??」

「えー、まず嵐でしょ、あ、ファンモンも好きだし、ポルノもカッコイイよね。それに、TOKIOも渋いし、あ、福山雅治の歌は最高!」

「……へえ」

「嵐にOne Love歌われたらキュンキュンするし、福山雅治に家族になろうよとか言われたらやばいよね」

「……ねえ」

「なに?? あ、嵐だ。カッコイイなあ。二宮君だー。相変わらず相葉君ニコニコしてるなあ。あ、翔君凄いなあっ。福山雅治まだかなあ。私あの歌好きなんだよなあ」

「家族になろうか」

「違うって。『家族になろうよ』だから。あ、おひさまの時の旦那さんカッコイイ。うわあ、髪のびてる。あ、嵐衣装チェンジしてるよ」

「……もう一回聞くよ。家族になろうか」

「………………………………え??ちょっ、はっ?? なっ?」

「返事は、『はい』か『YES』しか聞いてないよ。まあ返事がなくても貰っていくけど」

「ちょっと、ちょっとちょっと」

「あー、それ古いよ」

「ちょっと待って!! はっ??」

「…………やっと俺見たね」

「……え??」

「嵐と福山雅治とファンモンと……あと誰??」

「ゆ、ゆきむ……」

「お前は俺だけ見とけばいいよ」

「…………蕎麦、食べる??」

「お前でいい」

「拒否権は??」

「もちろんなし」

「最低な年明けになっちゃう」

「白がいいんだろ??今から俺色に染まって新年迎えればいいよ」

「私、赤がいい」

「てめえも赤く染めてやろうか」

「それ赤也君」

「……また他の男の名前……もうお仕置きだよね」

「ちょっ、まっ、待ってー」

「いただきます」




『紅白歌合戦』




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紅組優勝おめでとう!!

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